前回に続き、4日間のオシドニーオンライン留学プログラムを経験した講座生の感想の一部を紹介します。

 

『高校時代まで積み上げてきた文法と、講座で学んだ異文化交流のスキル、そのどちらが欠けていても、異文化の人々とうまく会話することはできなかったと思う。ネイティブの人々とコミュニケーションが取れた、粘り強く会話を続けられたという実感が、自分にとって大きな自信になった。

また、内容の正確さではなく「発言する」という姿勢が、相手には喜ばれるのだと実感した。たとえ一単語でも、聞き取れた言葉を拾い上げて話を広げれば、そこから新たに生まれるコミュニケーションがあるのだと知った。

「英語スイッチ」が入ることで積極的でアクティブな自分になれるし、失敗したくないという殻や体裁を崩して「できない自分」をさらけ出すことがステップアップにつながっていくのだと思う。

もっと英語を話せるようになって、幅広い考え方や価値観を持てる人間になりたい。そのためのツールとしての英語を、もっと上達させたい。』

 

『今回のシドニーオンラインツアーを通して,改めて異文化交流の楽しさと重要性を感じました。実をいうと初めはオンラインツアーで現地ツアーと同等の経験ができるのか不安に思っていました。しかし,現地大学生との交流やユダヤ博物館の見学,英語プレゼンテーションの授業を通して異文化理解はもちろん,英語力や積極性を向上させることができたと思っています。また現地の日本人の方のお話から,他の国では国の歴史や政治,戦争等日本では避けられる事実を積極的に語ると聞き,自分の意見が持てるよう勉強しようという学びへの姿勢も変わりました。今回学んだこと,身につけた力を活かして次は現地に行きたいです。』

 

安心して海外に行けるようになったら現地で何をしようか、どんな風に現地を回ろうか。たくさんの人と話したい、交流したい…オンラインでの交流が充実していた分、現地ではさらに面白い体験が私たちを待っているような気がして、期待に胸が膨らむ。

この留学プログラムは私たち講座生にとって、1年間を通して学んだ異文化の感覚を実践する貴重な場となった。

このような状況で交流の機会を実現して下さった職員の皆様、時間を作って下さった現地の先生、学生たちへの感謝の気持ちを胸に、この4日間の旅路を未来のさらなる挑戦へと昇華させたい。

 

 

 

この記事をまとめてくれた新リーダーたち 左からEmma , Nadia, Sophie and Jack

 

広島大学英語コミュニケーション講座 

編集 Emma , Nadia, Sophie and Jack (2021年度 新リーダー)