2021年度になりました。新たに英語コミュニケーション講座を受講される皆さんとの対面の時期です。

 

講座生の方は、初めての講座の日に大変緊張した面持ちで教室に入って来られます。

 

またその横には違った緊張の面持ちの人たちがいます。それは一年以上前にこの講座を受講し、そして今年度は「サポーター・リーダー」として講座のお手伝いをくださる方達です。

 

「サポーター・リーダー」とは、講座生たちのそばで彼らの支えとなり、クラスの運営にも関わってくれる大学2年生以上の方達です。この講座では教室に入ると不思議な感じを受けます。それは受講生、講師、事務的なお手伝いをくださる生協の職員さんの他に、サポーター・リーダーと呼ばれる人たちの存在があるためで、教室の中でいろんな人が「わいわい」と空間を共有しています。受講当初は驚くかもしれません。

 

彼らは以前に講座を受講をしたことがある人が大半で、自らの受講期間を終えたのちに、今度は受講生の勉強や生活面など様々な角度から講座生に近い場所で新受講生を支えてくれる、この講座で大変重要な役割を果たしてくれる人たちです。

 

サポーターになりたいと思う動機は、様々なようです。

「先輩サポーターが優しくしてくれたのが嬉しかったから」

「英語にこれからもずっと触れていたいから」

「講座を通して自分も人の役に立ちたいと思ったから」

 

高校までの間、日本の学校システムにはホームルームや部活など「居場所」があります。でも大学では「ここに戻る」という場所が最初は見つけにくいかもしれません。この講座は「英語コミュニケーション講座に行けば、あの先輩がサポーターとしていてくれている」「あのサポーターに相談すればいい」そんなふうに思っていただける場所が提供できたらと思っています。そのためにもサポーターの存在は不可欠です。

 

講師の立場から言うなら、この講座では受講生の方が1年を通して成長していく様子を見ることができます。さらにはその横でさらなる前進を目指して、志高く講座に関わってくれるのがサポーター・リーダーの皆さんがいます。受講生・サポーター両者の成長を見ることができるのは講師冥利に尽きます。今年度も学び多き一年となるよう、一緒に頑張りましょう!

 

 

 

香川大学 英語コミュニケーション講座 担当講師 Shelly