香川大学3年のThomasです。

1年生の時に英語deコミュニケーション講座を受講し、2年生からはサポーターとして講座に関わらせてもらっています。

 

先々週から3回にわたり、この講座で得られたもの3つについて、未来の受講生に伝える気持ちでお話ししています。今週は最終回です。

 

最後の三つめは「道筋」です。

僕自身、大学受験の時から英語にはそこそこ自信があったのですが、話すことには全く自信を持てませんでした。講座を重ねるごとに少しずつ話せるようになっていく自分自身の成長を感じながらも、なかなか自信を持てない時期もありました。思うように言葉が出てこない経験というのは、それはそれは悔しいものでした。そんな時、少しずつ自信につながったのがSelf Studyをはじめとする講座外での英語学習でした。結果的にはTOEICの点数は初めと比較して300点ほど上がりました。目に見える結果が出るととても嬉しく、大きな自信になりました。一番初めに書いた、英語に触れるという「機会」が定期的にあったことが、英語を学ぶという「道筋」を定めることにつながり、それによって自分自身を押し進めることができたのだと感じています。点数という結果が出たことがプラスに働き、話すことにも少しずつ自信が生まれ、より積極的に講座に関わることができるようになりました。最終的に受講し終わる頃にはなんとか会話をできるくらいまでには成長することができたのも「道筋」がはっきりしていたからこそです。

 

また、この講座のオプションであるシドニーツアーの経験は自分にとって非常に大きな財産になっています。英語圏で過ごすおよそ1週間。自分の学びがどこまで通用するのか不安と期待を持って現地に向かいました。自分が学んできた英語を日常生活の中で使った経験や現地の文化についての学びはとても貴重なもので、今も鮮明に覚えています。さらにこの経験は、自分の目を海外に向けさせてくれました。そして講座が全て終わった1年生の春休み、今度は東南アジアに一人旅に出ました。不安も大きかったけれど、最低限のコミュニケーションは英語でできると感じられたのは間違いなくこの講座のおかげでした。そしてその時の現地での経験は英語を話す経験にとどまりませんでした。僕の今の夢が生まれたのは、何にも変え難いその旅の経験からです。英語を学んできた講座の存在が、今度は自分の人生の「道筋」を定めるきっかけをくれたのでした。

 

最後に医学生らしく、『CONCUSSION』という映画を紹介します。これは、その名の通りアメフト選手における「頭部外傷」の影響を一人の病理医がNFLという巨大組織を敵にしながらも明らかにしていくという実話を基にしたお話です。僕自身、英語学習として映画を観ることはこれまで全くしてこなかったのですが、今年度頭の講義で紹介され、軽い気持ちで観て以来今もハマっています。病理医のことをよく知れたのに加え、医学的な表現や日常会話など英語の表現についてもとても勉強になっています。突然映画の話を始めて何が言いたいのかというと、この映画を見ていただきたいのはもちろんなのですが(病理学の教授もきっと泣いて喜んでくれることと思います。)、きっかけはなんだって構わないということです。僕がひょんなことから洋画にハマり、それが今の英語学習のモチベーションになっているように、どんなことが引き金になるかはわかりません。ここまでの僕の拙い文章で英語講座がんばってみようかなと思っていただけたならそれはそれで嬉しいですし、とりあえず講座に参加してみたらそれがきっかけになっていくことだってあるかもしれません。

 

「グローバル」と言われて久しい今の日本でも、全ての日本人が英語を自由自在に操っているわけではありません。この講座の理念としては、英語を「読む・書く・聞く・話す」は最低限のもので、その上で「コミュニケーション」をいかに上手にとっていくかに重点を置かれているのかなと僕自身は理解しています。が、現実には、「ちょっぴり」英語ができるだけでもそれが武器になる。それが今の日本であると思います。将来は一生海外で暮らすから日本の事情なんて知らん!というのならともかく(それなら尚更英語が必要な気もしますが)、人生のメインを日本で過ごすのだとしても、英語を磨くことはやっておいてまず損はないと思います。

 

最後にもう一つ受講生のコメントを紹介します。

 

「普段は英語を話す機会が全くないので、週に1回楽しく参加できています。あくまでも趣味程度で、将来ビジネスで完璧に使えるようなレベルまでは目指してない人にもいいんじゃないかなと思います。」

 

終盤少し堅い言葉を並べてしまった気もしますが、この言葉のようにもっと気軽に英語を趣味で話せたらいいなって思いませんか?

 

興味が湧いてきたらぜひ英語講座へ!

いつの日か(できれば英語講座内で)、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

 

以上、香川大学サポーター3年のThomasでした。

 

大学1年の時にタイで出会った素敵な男性とメコン川を前にお茶(2019年3月)

 

香川大学 Thomas

2019年ー現在 サポーター

2018年    受講生