初めまして。

香川大学3年のThomasです。

1年生の時に英語deコミュニケーション講座を受講し、2年生からはサポーターとして講座に関わらせてもらっています。

 

今週から3回にわたり、この講座で得られたもの3つについて、未来の受講生に伝える気持ちでお話ししたいと思います。とは言っても、僕自身が受講生だったのはもう2年も前のことなので、今回は現役の受講生の声も聞きながら考えてみました。

 

まず得られたものの一つめは「機会」です。

大学生になると英語に触れる機会は大きく減ります。僕の場合、高校まで週5コマの英語の授業がありましたが、大学では週1コマにまで減ってしまいました。だからこそ、週に一度この講座で英語に触れる機会が得られたのはとても大きかったように思います。そして、この講座の魅力はただ英語に触れられることだけではありません。英語を「話す」ことが特に求められます。これは高校までの英語学習ではなかなか得られなかった「機会」です。

 

受講座生からも、

 

「英語に触れたり、英語を話したりする機会が増えて楽しい」

「英語で自分の意見を伝えるのが以前より簡単になった」

 

といった声が聞かれました。僕自身がこれを強く実感するのが留学生との会話です。僕の所属する医学部にはしばしば留学生がやってきます。中国、ブルネイ、タイなど様々な国からやってきますが、彼らとの会話は基本英語です。一緒に実習したり、勉強の悩みを話し合ったり。休みの日に遠くまで遊びにいったこともありました。国という枠組みを超えて同じ医学を学ぶ仲間として、コミュニケーションができるというのはとても楽しく充実した時間です。そんな彼らからもらった言葉で印象的だったのが、「もっと自分の英語に自信もちな!」というものです。お世辞かなとも思いつつ、やっぱりそうやって言ってもらえたことは嬉しい限りで、よく覚えています。そう言ってもらえたのも、大学に入ってからこの講座で「英語deコミュニケーション」を重点的にやってきて、「楽しく英語を上達できる」環境にいられたからだと思っています。

 

僕自身、初めは日本人だけということに少し不安もありました。英語を学ぶんだったらネイティブの先生から学んだ方がいいんじゃないかと正直思っていました。けれど今は日本人同士だからこそ得られたものもあったなと思っています。講座で一緒だったメンバーとはよく講座の後でご飯を食べに行っていてそこでその日の表現についてああだこうだと話したことも一度や二度じゃありませんでした。それがまた次の講座へのモチベーションになっていました。また先生からもノンネイティブとして英語を学んできている側でのアドバイスをもらうことができています。もちろんネイティブの先生も聞いたら答えてはくれるんでしょうが、細かいニュアンスなども含めて日本語で答えてくれる存在が身近にいるというのは非常に大きなことだと思います。少なくともこれからスタートするという人にとってネイティブの存在にこだわることはないのかなと思います。日本人同士だからこそ得られる「機会」も数多くあるのがこの講座です。

 

ブルネイからの留学生と一緒に訪ねた小豆島(2018年12月)。左の赤いジャケットが自身。

 

香川大学 Thomas

2019年ー現在 サポーター

2018年    受講生