皆さんは、自分がどのようにして日本語を使いこなせるようになったかを、覚えていますか?国語の授業を受けて、単語を暗記して、机に向かって頑張っていたら、今の日本語力が身に付いた!という人はいないはずです。

私達が母国語を使いこなせる背景には、“包括的な”体験の積み重ねがあります。赤ちゃんが言葉を覚える過程があり、家族や友人との会話の積み重ねがあり、テレビやYouTubeの視聴を通じた吸収があり、好きな本や雑誌や漫画を読むのも、遊ぶにも喧嘩するにも、考え事をするのにも、日本語を使いますよね。そうして身に付く運用力は、単語や文法の勉強だけでは培えない力です。

 

同じことが、英語についても言えます。英語をコミュニケーションの道具として使えるようになる為には、体験が必要です。後期講座では、大学入試までに積み上げてきた基礎力や、前期講座でinputした読み方のコツ・聞き方のコツ・マナーなどを、フル活用できる体験の場を準備して待っています。海外に行くことが難しい今の時期こそ、講座を体験と発揮の場として活かして下さいね。

 

 

2003年 友人たちとの旅行中、プラハのレストランにて。

 

☆島根大学 コミュニケーション講座 担当講師
Michelle