2017年に2大学、2018年に3大学を担当させていただき、シドニーツアーにも同行。十人十色の受講生やリーダーさんとお付き合いさせてもらって、思うところを超個人的に書かせていただきます。我が息子くらいの受講生やリーダーさんの顔を思い浮かべながら...。

 

(1) 自分の英語キャリアを誉めてやろう!

 

みんな遅くとも中学入学時から高校3年生まで、その世代の受験システムに応じたカリキュラムに沿って英語を学んだはず。確かに興味のわきにくい受験英語だったかもしれないが、コミュニケーションを取るに十分な質と量の英語。辞書を引きまくったり、参考書を読み込んだり...。

 

でもそれは必要不可欠な時間、そこで基礎学力を身に付けたはずなので、みんな”ready to communicate in English”ってこと。それに気付いていない学生さんが意外と多い。十分な英語学習キャリアを既に備えているのだから、あとはそれをコミュニケーションに利用するだけ。自分が大学に入るまでに学んだことに自信を持とう!

 

(2) 英語をもっと使おう!

 

英語コミュニケーション力を上げていくために必要なのは、英語を「使うこと」。上で述べたように、みんなの英語キャリアは十分あるのだから、あとはとにかく英語に触れて使う努力をすること。中高で身に付けた「学力」を使うこと、そして使うことに慣れることがコミュニケーション力アップへの近道だと思う(私の経験から)。

 

英語を使うことに慣れるとやがて「英語を使っている」という感覚ではなく、「自分の言葉を使っている」という感覚に変わってくる。ここで言う英語を使うとは、広い意味で、英語を読む・聞く・話す・書くこと。

 

そこでもっと大切なのは、アタマの中の英語スイッチがONになっていること!英語のコミュニケーション力って、英語が「できるできない」ではなくって「使える使えない」ってこと!

 

(3) 自分をもっと表現しよう!

 

コミュニケーションって、相手のことを理解すること+自分のことを理解してもらうことの相互作用で成り立ってる。それは日本語でも何語でも同じ。

 

ただし、ここでいう「理解」のためには、純粋な語学力のみならず背景に潜む文化や行動規範などの理解も含んでいる。あうんの呼吸や何となくわかる文化は日本ぐらいだと思って、相手から聞きたいこと、自分が相手に伝えたいことは、常に明確に、そして具体的に「表現」することが大切。

 

その際、バーバルに加えてノンバーバルな表現もまた重要。なので英語を使うときは欧米人になりきって体当たりで表現する!ぐらいのつもりでちょうどいいと思う(私の経験から)。

 

そう言えば、講座の中ではいつも叫んでたなぁ〜、「みんな、アメリカ人やで〜、恥ずかしがらずにSpeak Out!!」これが私流の英語スイッチの入れ方!

 

まだまだあるような気がするが、字数オーバーになるのでこのへんでストップ。何となくわかってもらえたかなぁ...。「わかってんねんけど... 云々」その気持ち、わかるわかる。誰でも初めはそう。Don’t worry!  Let’s give it a try!

 

 

1986年、学友(右側)と卒業旅行のサンフランシスコにて

 

☆英語コミュニケーション講座講師

ニックネーム:Jie