10月の3連休に私は面白い体験をしました。

 

その朝母がひょんなことから外国人と仲良くなり、彼もノープラン旅行だった為、急遽家に招待して次の日に私の地元である山口県の観光案内をしました。

 

 

実は私は今年の夏休みにシドニー異文化体験ツアーに参加し、シドニーで現地の人に沢山お世話になったので、『次は私たちがおもてなしをする番だ』と思い、張り切っていました。

 

シドニーではジェスチャーや英単語を沢山並べることでなんとか会話することが出来たので

 

『今回もまあ大丈夫だろう』

 

と思っていましたがどうやら考えが甘かったようです。

 

 

 

シドニーでは班行動だった為、移動中の会話や雑談は全て日本語でした。道を聞いたり写真を撮ってもらう時だけ現地の人に話しかけて英語を使っていました。

 

 

しかし、1日一緒にいると移動中の会話はもちろん、酸っぱいや渋いなどといった味覚の感想までも英語で伝えなければいけませんでした。

 

特に私がヒヤリとしたのはわさびの【辛い】をどう伝えれば良いのか分からなかったことです。

 

 

誰しも1度は経験したことがあるでしょうが、わさびは唐辛子とは違った【辛い】があり頭や鼻がツーンとするような辛さです。

 

 

しかしこれを彼に「spicy(辛い)」と伝えてもいいのか悩みました。

 

私が迷っていると彼はわさびを大量に付けて食べようとしていたため、私はただ

 

「Stop! Stop!!」

 

としか言えませんでした。

 

シドニーでは使わなかった単語がまた山ほど必要でした。

 

 

 

その夜は祖父母の家でみんな過ごしました。

祖母が箸の使い方を教えてあげたり祖父は一緒にお酒を飲みました。

 

 

祖父母は英語が全く分かりませんが交流しているときは私が通訳しなくてもお互いの言っていることを理解しているようでした。

 

祖父母もこんな経験は初めてなのでとても楽しんで満足したようで、その後家を改造してゲストハウスにしようかと本気で考えるほどでした(笑)。

 

 

 

次の日は地元の観光地を車で巡りました。車の中で私は彼に日本語を教えたり発音のチェックをしてあげたりしました。

 

彼が持っていたノートにはひらがなを何ページにも渡って練習した跡や日本語での日常会話が沢山書いてありました。

 

彼は「日本語は文章によって読み方が変わるからとても難しい」と話しており、言語学習というのはどの言語においても難しく、誰もが苦戦するものなのだなと改めて感じ、『私も彼に負けてられないな』と思いました。

 

 

 

その後観光地ではボランティアガイドの方がいたのでその方に歴史のことを教えてもらいました。

 

日本語で案内を聞きながらリアルタイムで英語に翻訳して伝えるというのは会話とはまた違った難しさがありました。

 

 

 

今回の2日間の外国人との密着交流とシドニー異文化体験ツアーは私にとても大きな影響を与えた出来事となりました。

 

以前は英語を話すのが少し恥ずかしく、『文法を間違えていたらどうしよう』とか『下手くそと笑われたらどうしよう』とか色々考えてしまいましたが、堂々と大きな声で『相手に伝えたい』という想いをもって相手と接すれば英語は伝わるものだと知り、英語に対するハードルが下がりました。

 

 

それと同時にもっと英語を勉強して外国人と冗談を言い合えるくらい英語が上手くなりたいという想いもより一層強くなりました。

 

 

この意欲をしっかりこれからも行動に移して自分の英語力に磨きをかけ、英語を話すために外国人と交流するのではなく、交流するために英語を使うことができるようになりたいです。

 

 

英語は怖くない!(笑)

 

 

 

☆現役受講生紹介

名前:まりな

大学:広島大学

講座受講年度:2019年度

現在の所属学科:経済学部経済学科