僕がGA(Group Adviser:鳥取大学でのリーダーとサポーターの総称)になろうと思ったきっかけは、英語コミュニケーション講座最終講のスピーチで、「GAやります!」と半ばノリで宣言したという、本当に何気ないものでした。
当時は鳥取大学の英語コミュニケーション講座を作っていくぞ!といったような強い意志はあまりなくて、純粋に「先輩たちが楽しそうだな~、やってみようかな~」くらいのふわふわしたものでした。
GAとしての初めての年は、先輩の3年生が4名と同期の2年生が5名の計9名という少人数体制で運営していました。
この年の前期は、ただただ先輩についていくのがやっとで、何も考えずに受講生と触れ合っていたような気がします。
意識がガラッと変わったと思うのは、この年の夏に、次期リーダーとして任命された時からです。ここで、運営していく側の心得を学びました。
リーダーに任命されてすぐ、中国四国地区の大学生協による研修会があり、学びの講座を運営していく者すべてが集まりました。
「リーダーとは何ぞや」
「組織とは何ぞや」
「英コミ講座とは何ぞや」
「僕たちはどんな講座にしたいのか」
といったことをみっちり考えることができました。
特にリーダー、副リーダーというものは形式的に存在するけど、GAをやっているすべての者が『リーダー』であり、そこに格差はなく意見を等しく言い合い、問題だと思うことは言いにくくても互いに指摘し、それぞれの個性を認め合いながら協調していくことが強いチームを作るということを学びました。
また、この年の後期で受け持った班で嬉しかった体験があります。
毎回の講座終わりに振り返りシートをかいてもらうのですが、みんなが今日の振り返り以外にも
「私の夢は教師で今頑張っています」
「僕はサークルに4つ入っています」
など、英語でたくさん自分のことを書いてくれていたんです。
僕が受講生時代に一番うれしかったことは、
『出した宿題に先生がたくさんのお返事をくれたことだ!』
と思い出し、振り返りシートのお返事を3倍の量で返して、お手紙をやり取りしている感じで触れ合っていました。
このコミュニケーションがきっかけで、毎回の講座に来るのを楽しみにしてくれていて、みんなの笑顔を見れること、みんなのことを深く深く知れること、コミュニケーションを楽しんでくれていることに大きな喜びを感じました。
また、このコミュニケーションの中で一人一人の成長を見ることができ、GAをやっていてよかったなと思える瞬間でした。
この喜びをずっと覚えているので、今でも受講生とのコミュニケーションでは、一人一人の話をしっかりと丁寧に聴き、その中で
『前より成長した部分はどこかな?』
『困ったりしていることはないかな?』
と意識すること、そして何よりも
『楽しむ!』
ということを忘れないようにいつも心掛けています。
自分が楽しくないと、相手も絶対に楽しくないですよね。
今も昔も、とにかく『自分が楽しむ!』ということが、原動力になっているような気がします。
さて、この次の年、つまり3年生になる年が自分の中で一番成長があったのですが、文字数が多くなってきたのでまた次回に!
☆リーダー・サポーター紹介
名前:いぶ
大学:鳥取大学
受講年:2016年
リーダー歴:2018〜現在
現在の所属:工学部化学バイオ系学科
現状:英語コミュニケーション講座のサポーターとして活動中、学部ではカニ殻から新材料を作る研究をしている
☆イラストは同じ英語コミュニケーション講座のサポーター仲間のどんちゃん(上段左の女の子)が書いてくれたもの
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アティーナ