英語コミュニケーション講座のSelf-Studyの中にWritingがあります。

 

受講生の皆さんはこのSelf-Study Workbook (SSW)の【8】のWritingに毎回挑戦し

ていますか?

 

 

このWritingの重要性についてご説明させていただきます。

 

 

このWritingは、テーマに沿って自由に書いていただくエッセーです。

 

与えられた話題に沿って英語でまとめることで英語脳を磨きます。

 

 

目的は3つ、

 

英語脳の開発

 

語彙力アップ

 

リーダーや講師との会話の場所になること

 

です。

 

 

 

【英語脳の開発】

伝えたいことや考えていることをまず日本語で考え、それを英語に置き換える作業は誰もが行うことですが、回を重ねるごとに「伝えたいこと」→「日本語でまとめる」→「英語に置き換える」というこの3段回の作業スピードが速くなってきます。

 

 

また、うまく「英語に置き換える」ことができない場合は、「別の日本語でまとめる」作業に戻り、再度「英語に置き換える」ことで英語の運用能力がついていき、次第に「日本語でまとめる」作業を飛ばし、「伝えたいこと」→「英語に置き換える」ことができる「英語脳」が開発されるのです。

 

 

つまり、「英語脳の開発」「英語を英語で考えることができる」ようになるのです。

 

 

英語でエッセーを書くことは、Speedy Comprehensionでも行なっているThink in Englishができるようになるための重要なトレーニングなのです。

 

 

 

【語学力アップ】

「語彙力アップ」のためには「辞書を引かずにこのエッセーを書くこと」が重要です。

 

 

Speak OutやActivityが終わった後に、語彙力が不足していると感じる学生はたくさんおられますが「語彙力」というより、「すぐに使える語彙」が不足しているのです。

 

 

幼い子供は語彙力が大人と比べて少ないですが、大人と対等に日常会話をすることができます。

 

つまり、語彙の数だけが問題なのではなく、それをどれ程上手に使うことができるかが問題なのです。

 

知っている語彙はたくさんあるのですが、私達はそれを全て使いこなしていないのです。

 

新しい語彙をどんどん習得することも大切ですが、まず頭の中にある莫大な数の語彙をすぐに口から言えるようにしていくことが優先事項だと考えています。

 

 

そのためにはWritingが最適なのです。

 

 

話すより時間をかけて英文を書くことができるためにSpeakingで使う語彙力よりWritingで使える語彙は多いはずです。

 

それを何度もWritingで使うことで、「知っている語彙」から「すぐに使える語彙」に変えていくことができるのです。

 

 

つまり、話す時に使える語彙を増やしたいのであれば、このWritingを行うことが最適な方法と言えます。また、プログラム内のSpeak Outのテーマとリンクさせていますので、書いた内容を言葉で伝えることができるので語彙の定着を図ることができます。

 

 

 

【リーダー・サポーター、講師との会話の場所になること】

このエッセーは皆さんと講師や先輩リーダー・サポーターたちとの会話の場所です。

 

一人一人のお話をする時間がクラス内で取れないため、このエッセーは皆様との大切なコミュニケーションの場なのです。テーマに沿って、またご質問などがあるときは遠慮なくお書き添えくださいね。

 

 

 

さて、ここでよくある質問に回答させていただきます。

 

 

「なぜ英文を添削しないのですか?」が質問の中のBest oneです。

 

きちんと添削するのであれば、Speedy ComprehensionのChapter 2 「Paragraph」に沿って、細かい文法の間違いを直すことよりも「Paragraph」の構成を直すことが重要ですが、現時点で時間的にもそれは難しいですし、コミュニケーションのツールとして内容を重要視する方が細かい文法を添削すること以上に受講生の皆様には学びが多いと考えているからです。

 

 

そう、「書くこと」に意義があるのです❤️

 

 

 

講座総括 鈴木カオル