僕の人生は、大学に入って大きく変わりました。

 

それも一度ではなく二度も三度も!

 

しかもそのきっかけにあったのは、すべて鳥取大学の英語コミュニケーション講座!

 

大学生活を一言で表すとすれば、「英コミ講座!」と迷いなく言える僕の4年間を紹介します!

 

 

鳥取大学入学時、僕は英語に興味がありませんでした。

 

海外にも行ったことがないし、特に今まで英語の楽しさを感じてこなかったからです。

 

そんな中、英コミを紹介してくれたのはとにかく海外に行きまくっている先輩サポーターさんでした。

 

その人は春なのに日焼けで真っ黒! とにかく海外での経験を楽しそうに話してくれて、僕にはその人がキラキラ輝いているように見えました。

 

 

「大学では、自分から動かないと何も始まらないよ!」と高校の先生がおっしゃっていたことを思い出し、何か一つ新しいことを始めようと思っていた僕は、

 

「先輩みたいにキラキラした大学生になりたい!」

 

との思いから、英コミ講座を受講することに決めました。

 

 

ここで、化学にしか興味がなかった僕の人生が一つ変わりました。

 

 

受講生としての一年目は、まさに新鮮なことばかり!

 

日本人同士で英語を話すことに今までは抵抗があったけれど、もうそれが当たり前の空間になっている英コミ講座では、英語で会話が弾み、日本語で話すよりむしろ楽しく感じることもありました。

 

ただ、握手だけは、手汗がひどく、それをコンプレックスに感じていた僕には難しいものでした。

 

 

さてその夏、講師の先生に「シドニー一緒に行こうよ!」と背中を押されてシドニーツアーへ。

 

人生初海外のシドニーでは、それはもう感動ばかり!

時間がゆっくり流れ、人の心や物、すべてが大きく感じたシドニーで海外に魅了されました。

 

 

たくさんのチャレンジができたけれど、ツアー最終日に感じたのは、

 

『思ったことがすぐ言えない!聞けない!』

 

でした。

 

 

悔しさが少し残りましたが、後期の講座ではシドニーの出来事を講座内でたくさん共有できて、それを楽しそうに聴いてくれる友達や先生のおかげで、『もっと成長したい!海外体験をしたい!』と思うようになりました。

ここで、日本しか知らなかった僕の人生が一つ変わりました。

 

 

受講生としての英コミ講座が終わった一年生の春、シドニーでの悔しさを晴らすため、そして先生からたくさん話を聞いて、あこがれを抱いたホームステイをする、という夢をかなえるべく、大学のプログラムでもう一度オーストラリアのアデレードへ6週間留学をしてきました。

 

 

ホームステイでは24時間ずっと英語!

 

 

「思ったことはシンプルな英語ですぐ話す!単語が出てこなくても様々なコミュニケーション法を使う!」

 

といった、英コミ講座で学んだことをたくさん活かせた留学になりました。

 

 

そして、ここではとにかく握手!握手!握手の連続!

 

すごくしっかりと手を握ってくれるし、手汗のことなんかこれっぽっちも気にしていないことを感じてうれしくなり、僕もここからたくさん握手ができるようになりました。

 

ぎゅっと握る力から、その人の愛情を感じることができました。

 

 

また、このころから、

 

『人生は一度きりだから、自分が試したいことを何でもしよう!楽しいことをたくさんしたい!』

 

とおもうようになり、僕の人生観が一つ変わりました。

 

 

帰国後、鳥取大学の留学生さんとともに活動する団体に所属し、異文化をたくさん感じることができる環境になり、また英コミ講座GA(*1)としての活動を始め、一年間の経験を話すことで教わることしかなかった僕の人生が一つ変わりました。

 

 

3年生の夏、英コミ3年目の挑戦として、

 

「英語圏ではない国で、伝えたいと思う気持ちだけでどれだけ生き延びられるのか」

 

ということを試すべく、メキシコへ6週間滞在しました。

 

 

現地はスペイン語でまったくスペイン語を話せないながらも、英コミ講座で培ったコミュ力を駆使して、たくさんの経験をしてきました。

 

メキシコの大学で多種多様な授業を受け、普段化学しか勉強してこなかった僕にとって視野が広がり、そして将来の夢をここで見つけることができました。

 

メキシコでは、人々が心からつながりあっていると感じ、やさしさと人情にあふれ、だれもが僕を家族として受け入れてくれて、僕は人が大好きになりました。

 

 

『人が好き!コミュニケーションが好き!そしてやっぱり化学も好き!』

 

ということを再認識できた僕は、「サイエンスコミュニケーター」という、化学をわかりやすく、面白く伝える職業に就きたいと思います。

 

このお仕事は、英コミ講座で学んだすべてが活かせるし、やっぱり英コミ講座がなかったら今の自分はいないなと、この文章を書きながら今ひしひしと感じています。

 

 

カオル先生はこの講座を”我が子”と思ってらっしゃるようですが、僕にとって英コミ講座は僕を育ててくれた”親”だと思っています。

 

これから先の人生もずっと英コミ講座に関わりたいと思っています。

 

まだまだ現役サポーターとして、ばりばり頑張っているので、あの時僕が憧れた先輩に近づき、僕を見て英語とコミュニケーションの楽しさを知ってくれる人が増えたらいいなと願っています。

 

注)
*1 

鳥取大学ではリーダー・サポーターをまとめてGA (Group Adviser) と呼んでいます

 

☆リーダー・サポーター紹介

名前:いぶ

大学:鳥取大学

受講年:2016年

リーダー歴:2018〜現在

現在の所属:工学部化学バイオ系学科

現状:英語コミュニケーション講座のサポーターとして活動中、学部ではカニ殻から新材料を作る研究をしている

 

 ☆2018年9月、留学したメキシコにて

 

《先輩リーダー・サポーターのみなさまへ》

 

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アティーナ