難しいもの? 苦手? 楽しいもの? できたらいいと思うもの?
答えはそれぞれ、また一つでなく複数の答えがあって当然ですよね。
私にとって英語は人生の幅を最大限に引き延ばしてくれるツールです。
英語が人生の中にあったから、様々なチャレンジと幸運を手に入れることができました。
16歳の時に英語で話せるようになりたいという思い、18歳の時に行った初めての英国一人旅の恐怖や緊張感、アメリカの大学院での苦難、シリコンバレーで技術翻訳者として働きたいという熱意、太平洋をヨットで渡ろうと思った決断、もっと身近なところでは、海外と日本のニュースに毎日触れることで、様々な視点から世界を見ることができる、世界中にいる友達と毎日メッセージのやり取りができる等・・・
これらはすべて英語というツールがもたらしてくれた私への人生のチャレンジとステップアップの機会でした。これらがあったからこそ、今の私には、経験や知識、心の豊かさ、世界中の友人を持ち合わせることができました。
皆さんの今現在の生活の中で英語がもたらしてくれるものはなんでしょうか?
海外の映画や音楽に触れること、海外の翻訳本を読むこと、など様々でしょう。
ではもし今の生活で英語がもたらすものがもっと増えたらどうなるでしょう?
「もし今英語が話せたら」
「もし今の関わっている勉強/趣味/大好きなこと/将来の夢を英語で行うことができるとしたら・・・」
「英語が話せて海外旅行に行くとしたら、今の英語力と比較してどんな風に旅行プランを変えるだろう・・・」
と想像を広げて見ましょう。
できれば紙とペンを用意して、自由に「もし今英語が話せたら・・・」という前提で自分の生活の広がりを書き出してみてください。書き出してみるとたくさんやりたいこと、できることが出てくるはずです。
これを読んでくださっている学生の皆さんは今現在比較的自由に使える時間があって、様々な経験ができる人生段階にあります。
この時期に皆さんの可能性と経験値を引き上げることで今後の人生は大きく変わります。
100年時代のこれからは、有形財産(資産といわれるもの)を増やすこと以上に、無形財産(友人、経験、知識など)を増やすことが人生を豊かに生きていくために大切だと言われています*。
これは学生の方に限らず、人生を100年と想定して生きる今、どの世代であっても共通して言えることです。
皆さんの可能性と経験値を引き上げる一つの方法として「英語」が大きな役割を果たすことは間違いありません。
It is never too late to learn.
英語学習はいつ始めても大丈夫。思い立った時が、やるときです。ぜひ一緒に英語を学習し、今後の皆さんの人生がワクワクと豊かさで満たされるよう、一緒に頑張りましょう!
☆英語コミュニケーション講座講師
森川 光与
ニックネーム:Mitsi
香川大学担当
*参考文献:リンダ グラットン/アンドリュー スコット. LIFE SHIFT (ライフ・シフト) . 東洋経済新報社, 2016, 428p