私がカナダのトロントに、2ヶ月間の短期留学に行った時のお話をします。

 

留学先では、この英語コミュニケーション講座で学んだことがとても役に立ちました。

 

最初の頃は、ホストファミリーや語学学校の先生の英語がほとんど聞き取れず、私自身も全く英語がスムーズに話せず、なかなか会話が進まない私に対して多くの人がイライラしてしまっていました。イライラされて、自信を失い、英語を話すことが怖くなって、さらに話せない…という悪循環に陥っていました。

 

 

しかし、こんなことではせっかくカナダに来た意味がない!と思って、留学期間が半分過ぎた頃から、自分の行動を変え始めました。

 

 

相手の話が理解できなかったら、

 

“Sorry? Excuse me?”

“Sorry, I can’t understand.” 

“Can you speak more slowly?”

 

などと、目を見て堂々と言うようにしました。

 

 

お店のレジの人に、英語でThank you.と言うようにしました。

犬の散歩をしている方に道を尋ねたりもしました。そうやって自分から積極的に英語を話すようにしていると、周りの反応も変わってきて、たくさんの人々と仲良くなることが出来ました。

 

 

帰国の前には、ホストマザーやルームメイト、たくさんの友人がキスやハグをして別れを惜しんでくれました。

 

 

上手に英語が話せたらそれに越したことはないですが、それ以前に「伝えよう」と言う気持ちを持つことが大切だと思います。アイコンタクトをしっかりとって、大きな声でリズムよく話す、これだけで、相手は私の話を聞こうとしてくれます。

 

 

「英語コミュニケーション講座」で学んだQuick-Response Program(*1)や積極性、キスやハグなど異文化を理解することの重要性が身にしみて感じられた、そんな2ヶ月間でした。

 

 

高知大学 受講生

 

注)

*1 Quick-Response Program (QRP)

ネイティブに対応できるスピードを身に付けるための7つの能力(*2)を開発する、アティーナオリジナルの学習プログラムです。講座では、「ゲームの理念」を取り入れた多彩なアクティビティを行いなうことで、この力を習得します。

日常生活の中でわからないことがあってもいちいち辞書を引くのではなく前後の文脈から判断して対応していますが、英語となるとこの日本語で行なっている当たり前のことがなかなかできません。 そういうときにこそ、まさに、この7つの能力(*2)を駆使するのです。

 

*2 7つの能力

推理力、推察力、判断力、決断力、洞察力、迅速さ、積極性