私は、リーダーとして4年間講座に携わってきました。

ここでは、そこで得られた利点について紹介します。

 

① 英語の勉強が続きやすい

私は元々英語が苦手だったので、1人で勉強すると、どうしても投げ出してしまっていました。ですが、講座に参加することで、英語でコミュニケーションが取れたことに対する嬉しさから、英語の勉強を続けるモチベーションを保つことができました。

講座を通して、人と英語で話して、自分の会話力や語彙が上がっていくことが自信につながりました。勉強を続けたことで、初めての国際学会でしっかりとコミュニケーションをとることができました。その中の1人の教授とは今でもつながっています。

また、英語自体に楽しさを見出しておくことは大切です。実体験ですが、英語しか通じない状況になると、英語でコミュニケーションをして楽しいと感じることができなければ、精神的に苦痛ですし、パフォーマンスは大幅に下がります。

 

 

② 国際的な場でのマナーが身につく

講座で毎回握手をしていると、英語で話すときはそれが当たり前なっていました。

当時、ある留学生に会ったときに、挨拶しながら、握手をしようとすると、その人はとても驚いて、あなたは日本人かと聞き、握手をすぐに求めてきた人は初めてだと言っていました。私はその場いた日本人たちと比べて、特別英語を流暢に話せたわけではなかったのですが、その留学生は強くアイコンタクトをしてきて、わからないことがあると、真っ先に聞いてきました。講座で繰り返し国際的な場でのマナーを学んでおくと、実際の場でスムーズにでき、人として信用されます。言葉を発する前にです。

 

 

③ 英語に関するネットワークが広がる

何人かのリーダーは、英語に関してアクティブに活動しているので、その人たちから情報を得ることができます。1人の先輩からは、国際学会に出たときにどういう風に発表するのがいいか、1人の後輩からは、学内で放課後にネイティブスピーカーが特別授業を開いていることなど、英語をいろいろな方法で勉強していくのに役立つ情報を仕入れることができました。

また、元リーダーまで遡ると、院留学している人もいるので、当時、私はその人と連絡をとり、どんな経路で留学したのか、どうやって院試を乗り切ったのか、どんな生活をしているのかを聞き、自分のやりたいことも話し、アドバイスをもらいました。経験豊かな幅広い人々とコネクションが持てるので、英語学習だけではなく、留学や社会についてなど、話を聞くことができます。もちろん、カオル先生に気軽に質問できることも利点です。当時、院入試で必要なTOEFLやIELTSの特徴やいいテキストについてカオル先生に聞き、結果効率的に勉強ができ、合格することができました。

 

 

④ グループワークを経験できる

この点は、今になってやっておいてよかったと思うことです。企業で働くときはもちろん、アカデミックで働く場合でも、全くの1人で働くことはありません。自分でできないこと、効率が悪いこと、様々な理由から人と一緒に仕事に取り組む機会が必ずあります。このときに、どういう風に自分の意見を伝えればいいか、そのためにはどれだけ準備しておくべきか、一緒にやっていく仲間はどう思っているのか、プレゼンではどう発表すればいいか、グループでどうやって目標にたどり着くことができるのか、いろいろなことが課題になり、それの打開策を学んでいきます。サークルやバイトでも同じような経験はするかもしれませんが、リーダー活動は自分自身たちで講座を運営しているという責任が圧倒的に強いので、より真摯に取り組むメンバーになると思います。

 

 

以上の点がリーダー活動やっていてよかったと思うことです。

 

 

当時は、英語の勉強になればいいやと思って始めたことでしたが、今の私を形作る大きな経験となりました。上に上げた中で、何かひとつでもピンとくるものがあれば、リーダーになって損得抜きで取り組んでみると、意外なことが待ち受けているかもしれません。

やってみませんか?

 

 

☆元リーダー紹介

名前:Ayakaさん
担当大学名:大阪市立大学
講座受講年:2010年
リーダーとして活動した年月:4年くらい
現在の所属先:沖縄科学技術大学院大学 OIST 
現在の仕事内容:物理を専攻する博士課程学生

 

 

 

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アティーナ