うつくしい人と悲しい予感 | パパが女(アリッサ)になったとき LA発LGBTトランスジェンダー家族日記

パパが女(アリッサ)になったとき LA発LGBTトランスジェンダー家族日記

「タイランドのトムクルーズ」とママ友からもてはやされたイケメンパパがある日突然「MTF(トランスジェンダー女性)である」とカミングアウト。苦労や苦悩もあったけど、私たち家族は大丈夫。LAから体験記を発信してきます。

はじめまして。カリフォルニアでトランスジェンダーのパートナーと娘2人の家族4人で楽しく暮らしている高山愛です。はじめてのかたはこちらからどうぞ。


化粧しないほうがキレイなのに

 

「うつくしい人」と「悲しい予感」。どちらも小説のタイトルですね。

 

うつくしい人は最近のアリッサ。「悲しい予感」を感じてるのはわたし。

 

ダイエットをがんばって続けてる最近のアリッサ、認めたくないけど、本当にきれいです。女性ホルモンを取るとみな、普通に7、8キロ体重が増えるというから、アリッサは偉い。化粧しない素顔が一番きれいだと思う。肌が透き通ってて、大きな瞳がキラキラしていて、睫毛がお人形さんみたいに長くてびっしり密生しています。

 

思えば男性時代から美しくて、みなから「イケ面パパ」って騒がれてたもんね。美しいあの人が自慢でした。はじめて会う人によく「あなたの瞳に吸い込まれそう。目がとてもきれいだね」って言われてたっけ。

 

アリッサはとことん美しくなって、そのうちどこかに羽ばたいていくのだろうなって。それがわたしの悲しい予感。「輝きなさい、羽ばたきさなさい」って応援してるけど、実際に飛んでいっちゃたら悲しいかな。

 

昔、よく同じ夢を見ました。アリッサが男性だったとき。夢のなかで男性だったあの人が「来年から日本の大学で勉強しなおしたい。ひとりで日本で暮らすつもりだから、もう愛とは一緒に暮らせない」という。わたしはさめざめと泣く。そして涙を流したまま恐怖で目を覚ます。同じ夢を何度も何度も見ました。

 

アリッサがカミングアウトして以来、あの夢をまったく見なくなった。置いていかれることに恐怖心とかがないから?でもきっと悲しいだろうな。

 

そのときに備えて強くなりたいと思う。そして自分の幸せを見つけていきたいと思う。

 

 

 

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