正常なボケじーさんに至るまでと今 ペッコのネタ帳

正常なボケじーさんに至るまでと今 ペッコのネタ帳

ボケ倒して行くじーさまのようすを客観的に見てみたく、書いてみることにしました

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今日はケアマネさんが不在なので、明日、改めて連絡してくれるということで、話は終わった。


しかし、もし、サービスを拒否されて今更戻ってきてもらっても正直困る。 

こんなに暑いのに、1人にしておいて熱中症にでもなっても誰も気がつかないよ。

どうするよー。



グループラインで弟たちに報告したが、とりあえず、ケアマネさんからの連絡待ちということになった。


翌日、朝からケアマネさんから電話があった。


相手の方には殴った時の怪我もなかったらしく、無傷だったとはいえ、人に危害を加えたということは、今後、どの施設に入所することになっても、治療してないと拒否されるので、入院して治療することをお勧めします。とのことだった。


準備のいいことで、入院可能な病院も探してくれてあり、そこの担当の方にも話は通してくれていた。

月にかかる入院費用も調べてくれていた。


あまり手際がいいのは、ついつい

「厄介払いってやつだな」と思ってしまう。


ケアマネさんは、「その人が憎くて殴ったんじゃなくて、背中に何かついているように見えてそれを払おうとしたんじゃないのかとも思うんですよ…。」と言われたが、それなら一発退場じゃなくてもう少し様子見てくれたっていいじゃん。

それに払おうとしたっていうことは殴ったっていう表現の仕方はおかしくないのか?私はてっきり杖を振り上げて脳天をめがけたのかと思っていたから話がちょっと違わないか?と思った。

そもそも、いろんな幻覚、幻聴に振り回されている人なんだから、ちゃんと見てたら未然に防げたんじゃないの??

たまたま誰も見ていない時に起こったって言ってたけど、確かにやった父が、悪いのだけれど、施設側の落ち度はないのか?と口には出さなかったがちょっと父がかわいそうに思えたと同時に腹が立った。



そして、とうとう恐れていたことが起きてしまった。


ある日、面会に行き、受付で記名していると、施設の事務の男性と一緒に施設長が神妙な顔をして出てきた。


面会が終わってからちょっとお話があるという。


絶対何かしでかしたな。

多分やばいことになりそう。

と直感した。


父はいつも通り、自分の世界の話をしていた。

特に変わってるところはなかった。

一体なにをしたのだろうか。


面会が終わると、応接室らしきところに通された。




色々と前置きはあったが、要は、杖で利用者さんをなぐって危害を加えたので、このまま置いておくわけにはいかない、ということだった。


マジか。

どうやら一発退場らしい。


施設はいつでも面会が可能だ。

差し入れも自由。受付で名前を記入したら勝手に部屋まで行ってもいいので、ちょいちょい顔を見に行くことにしていた。


そして、行くたびにいろんな報告を聞くことになる。


どうやら父はある組織から命を狙われているらしい。

まずは、スナイパーから身を隠さなければいけない。

夜もおちおち寝ていられなく、気がつくとベッドとタンスの隙間に隠れたり、時には空いた部屋に隠れたり、会議室のクローゼットに隠れたり…。隙を見て外に逃げ出すこともしばしばあった。


その度に施設の方たちが探してくれていたようで、かなり迷惑をかけていたようだ。


食事にも毒が盛られていると思うと食べられない。

いつもの薬もすり替えられていると思い、飲んだふりして隠していたり。

誰かか狙っていると感じた時には杖をライフルのように構えて備えたり。


幻覚、幻聴との境目が曖昧になっているので、本人にとってはそれが全て現実で、真面目に自分の命を守っていたようだ。


これ以上、ひどくなったら何をしでかすかわからない!出禁になったらどうしよう😨。




しばらくおやすみしているうちに、父はデイサービスからショートステイになり、ショートステイでも長期利用できることになり、ほっと一安心したのも束の間、施設でも色々とやらかしているようだ。


一番困らせているのは脱走。普段は杖をついて歩くくせに、何かのスイッチが入ってしまうとサッサと歩くどころか、追いかけられると走って逃げるらしい。

時には「悪いやつに追われている。誰か〜、警察に通報してくれ〜」と叫びながらたまたま偶然にも交番にたどり着き、そこで御用となった事もあったようで。

さすがにお巡りさんも察知してくれて施設の人にうまいこと引き渡してくれたみたい。


他にも、施設の人に、「雇ってください」とお願いして稼ごうとしていた。その割には「時給を1円50銭値上げして欲しい」と頼んだり、笑えるけど笑えないほど認知症は進んでいた


灯油のファンヒーターの上に直接洗濯物がかけられていたのを発見した。

火事にはならなかったものの、もうだめだ。

ファンヒーターも撤去して電気のオイルヒーターに交換した。

24時間つけっぱなし。電気代がいくらかかるのかはこの際関係ない。なんとしても火事だけは阻止しなければ!!


なのに今度はサッシの窓を閉められなくなった。せっかく部屋を暖めても、一晩中開け放された部屋は寒く冷たくなっていた。


ちゃと施錠しても、私たちが帰った後に開けられてはもうどうにもならない。

寒かったのだろう。靴下も5枚重ねて履いていた。パジャマの上にジャンパーを着たその上にまたパジャマを重ね着していた。




免許を返納してから一緒に買い物に行ったのが懐かしい。

返納から一年半が経つ頃には、父は何を買ったらいいのかも考えがまとまらなかった。


せっかく買い物リストを用意しても、

そのメモを置き忘れる

書いてあってもそれを選べない

そもそもお金の支払いがわからない

歩幅も小さくなり、歩くのも危なっかしい


そのうち買い物にも行きたがらなくなったので、必要なものは私が適当に購入していた。


1人で家にいる時に、何をしているのかわからないが、きっとそこらじゅうをあさりまくっているのだろう。 

実家に行くたびに、普段見ない、昔着ていた服やら下着が引き出しの中に入っていた。

どれも黄ばんで、首元も伸びきっている。とてもじゃないが着られたものじゃない。

片っ端しから処分したものの、一体、普段何をやっているのやら。