【ネタバレあり】超かぐや姫!劇場で見てきました | エコの省エネ雑記

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こんにちは。


そんなわけで、今週末に観てきました、劇場で『超かぐや姫!』。


前回のネタバレあり感想と考察は先日のコチラ




今回もネタバレはアリアリでちょっとだけ感想を述べていくので、未見の方はご注意を。



劇場は大賑わい。

公開二日目に行きましたが既に特典は無く、熱気を感じました。


























○ヤチヨ様の因果に焦点を置く二周目


と、いうわけで。


今回も考察寄りの感想語りです。


ネトフリで見返すことはできるものの、今回は見返さずに記憶をフワッとさせて映画館へと向かいました。


ヤチヨ様の秘密を知った上で観る序盤の展開は見え方がかなり異なり、一挙種一投足に文脈を感じてしまい心に来るものがありました。



○楽曲あれこれ


デビュー曲のrememberは、彩葉からの質問に「役割を終えたから」という返答を貰いますが、歌詞も文脈もゴリゴリに埋め込まれているすごい曲です。


『大切なメロディー』と呼ばれた大事な曲は、彩葉に知ってもらうために生まれ、彩葉に届いたから、それだけのためだけに生まれた曲。


二曲目の、ミニライブで歌われた「星降る海」は、彩葉とかぐやが初めてツクヨミに訪れた日に歌われました。


そしてそれはやっちょがかぐやと初めて会う時の歌。


二人へのメッセージだと思うと、歌詞の切実さ、切なさが伝わってきます。


『私は、わたしのことが好き』は初めて彩葉がかぐやに贈った曲。


そしてこの曲には色々な業を背負う前の、ただ彩葉のことを信頼したかぐやの言葉で綴られた曲。


底抜けに楽しくて、圧倒的に認めて肯定する曲。


ヤチヨ様とはちがうかぐやのライバーとしての姿を表現するものとして素晴らしい楽曲となっております。


メインテーマの『ex-otogibanashi』に関しては言うまでもなく、やっちょとかぐや、彩葉の初コラボ曲。古い因習のかぐや姫の物語を打ち壊し、

最高のハッピーエンドに向かうための歌ですが一回見終わって改めて聴くと、ヤチヨ様の切ない郷愁の曲だったりします。


前回の感想ではrayとワールドイズマインの話をしましたが、こうなってしまったのはちゃんと狙いと理由があるのでその辺りも書いていきましょう。



○受け取る一週目、掴みに行く二周目


 劇場オリジナル作品は、アニメ作品としては何も知らない状態から観に行く作品。


ということは基本的に先の展開は分からず、どんな演出や結末が訪れるかも分からないもの。


そのため最初はrememberという楽曲はただの良い曲で、そこに込められた思いを知るのは作品の後半、そして再び聴き直すことは出来ません。


ですが、rayやワールドイズマインはボカロが昔から好きな人からすればそらで歌詞を歌えてもおかしくないメジャーライン曲。


なので、知っている背景や要素をその作品にシナジーさせます。


そうすると、「この文脈最高やんけ」となり、ファーストインプレッションはそこに取られてしまうもの。


けれど、一週目で気に入って楽曲を聴き倒し、ヤチヨ様の生き様を知った後だと、届き方が全く変わります。


一周目の経験が時限爆弾の形で効いてくる…というわけです。


これは曲に限らず演出や伏線もそうで、やっちょが配信でメリバ(=メリーバッドエンド)について語っていたり、いつも来てくれてありがとうというやっちょの言葉が、ただのヘビーリスナーとしての矢印だったものが全く逆の矢印だった…という部分などで効いていました。



配給側の戦略的な話としては、この二つの体験を鉄が熱いうちに無理なく劇場と配信で展開した点が物凄く優秀だと思っていて。


以前にもNetflixはオリジナルアニメを配信と劇場公開の同時公開をしたことがありますが、この時の心情は「配信でも同時にやるなら態々映画館で観なくても良いか…?」という感覚でした。


今回は「内容も知っているけど是非とも映画館で観たい!」というところまで爆発的に人気が出たこともありますが、以前とはまったく違う展開になりました。


もし映画館で観た人が二回目を観たければNetflixに契約する…という二段構えもあります。


この話が気持ちいいのは、客としても体験をしやすいし、サービスとしてもうまくいっていること。



○劇場でも、配信でも




 ライブシーンは圧巻だし、音響も良い映画館。千円以下で何度も見直せて、他にも色々観られるNetflix契約。


どちらも良さがあるので、どちらから入っても良いと思います。




良い作品を観たなぁ…という感じでした。


またこういう体験ができたら良いな…と思います。