GW終わりましたね。
ようやくコロナを気にしなくてもよい日常が戻ってきて、
このGWはどこもかしこも大混雑!
でしたね。
久々に昔のGWが戻ってきました。
コロナ前はGWにどこか行こうなんて考えもしなかった私です。
混むから・・
何やってもクソ高い・・
何しろ自営なので・・
どこかに行くのはGWは外します。
逆に言うとGWはたいてい仕事をしているのですが、
今回は出かけることにしたのです。
なんでかって言うと、
国立京都国際会館の館内施設見学ツアーに当たったから、
それがGW中だったからなのです。
国立京都国際会館というのは1966年に完成した故大谷幸夫さんが設計した国際会議場の建物です。
興味ある方は下記からどうぞ。
国立京都国際会館:
古~い建築ではあるのですが、
そう大谷幸夫さんは私たち世代が若い頃に憧れた建築家なのです。
金沢工業大学とか。
沖縄コンベンションセンターとか、
有名です。
で、
この国立京都国際会館。
昔から何度か見に来ているのですが、
どうにもうまくいかなかった。
若い頃見に来たときは中で何かやっていたために外部しか見えず、
まあそりゃそうですね。
国際会議場なのですから毎日なんかやってます。
外国の偉い方なんかもたくさんやってくるのですからセキュリティーの関係もあるでしょうから入れるわけがありません。
前回来たときは国立京都国際会館の真向かいに建っているプリンスホテルの京都宝ヶ池に念願の宿泊したのですが、
改装中とかで敷地の中にさえ入ることが出来ませんでした。
ちなみにザ・プリンス京都宝ヶ池は1986年完成の故村野藤吾さん設計のホテルです。
国立京都国際会館に来られた外国の方達が宿泊するために国立京都国際会館の建物との一体感をもって建てられた傑作ホテルなのです。
ザ・プリンス京都宝ヶ池は下記からどうぞ。
ザ・プリンス京都宝ヶ池:
実は、
村野藤吾さんは私がもっとも好きな憧れの建築家なのです。
そんな国立京都国際会館なのですが、
中を使っていない時であればホールとかホワイエとかロビーとかレストランとかまでなら自由に見学することが出来ます。
さらには一年に数回中のいくつもある会議室とか応接室とかも見学できるツアーがあるのですが予約制でそれは抽選なんです。
私が見たい見たいと言うので、
うちの女房殿が予約を何度も申し込んでくれていたのですが、
何度応募しても当たらない。
なんでか?
というと、
TVで何度か国立京都国際会館の建築特集みたいなのをやったから・・
なようです。
最近流行ってますよね。
建築マニア。
内田有紀さんとか、
渡辺篤史さんとか、
菊川怜さんとか、
アンガールズの田中さんとか、
彼らが紹介する建築見に行くTV番組やたら見かけるようになってきました。
いやはや、
嬉しいことですよね。
一般の人たちが自分の家がどうとかじゃなくて、
一般の建築に興味を持ってくれる。
彼ら建築マニア芸能人さん達のおかげですね。
ありがとうございます。
そんな方達が何度もこの京都国際会議場をTVで紹介してくれたのです。
なので、
おかげで、
TVを見た一般の建築マニアさん達が見学ツアーに殺到したため、
当たらなかった・・
のです。
ま、
結果として、
私としては良かったのか悪かったのかようわからん?
かったのです。
それが証拠に、
実際に見学ツアーに参加していた20人ほど、
私たち以外は全員が一般の方達でしたから。
建築の見学ツアーっていろんな建築で何度も参加していますが、
こんなツアーは初めてです。
建築の内部など普段見えない所まで見せてもらえる見学ツアーというのは有名建築などではよくあるものなのですが、
そこに参加してくるのはたいていは建築関係者や建築学生達でした。
今までは・・
が、
最近は一般の方達が本当に多くなってきました。
出来れば、
建築学生さん達なんかに見させてあげたいんですけどね~
当日ツアー中にも、
ホールとかで写真撮りながら羨ましそうに我々を見ている若い学生さんっぽい見学者がたくさんいましたからね~
まあ、
本当に古い建築ですから、
今の若い建築家を目指す若者達は、
なんの興味もないのかもしれませんが・・
でもね、
本当に嬉しいことなのです。
そうやって建築に興味を持ってくれるのは。
何しろこの国には歴史的建築以外には建築文化なんてまるでありませんので。
が、
困ったな~
でもあるのですね~。
Atelier繁建築設計事務所HP
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よもやま建築日記~家づくりの現場から~
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