あんまりそういう風には見られないのですが、
我々建築家とか設計事務所という仕事は、
車がないとどうにもならない何も出来ない仕事です。
また名古屋人は車ばっかって?
違う違う・・
みなさんが思っているよりずっとずっと我々はいろんな所に出かけます。
忙しくなると事務所にいるのは夜だけです。
昼間はほとんどいません。
なので図面を描くのは夜、
必然的に設計事務所と言えば夜型の人間ということになってしまうのです。
どこにいくのかって?
もちろん現場、
お客さんとの打ち合わせはもちろんのこと、
役所にもしょっちゅう出かけます。
役所とひとくくりに言いはしますが、
1カ所ではありません。
市の都市計画課や建築課、土木課に河川課、
水道局に排水管理団体や区画整理事務所、
県の建設事務所に道路課、
法務局、
確認申請を出す審査機関に適判機関、
それが全部違うところにあります。
電車やバスでももちろん行けますがいくつかの役所を電車やバスで廻っていたら1日ではとても廻りきれず何日もかかってしまう。
さらには現場に行かなければならず、
現場が電車の駅の近くにあるなんてのは万に一つの確率です。
その上荷物があります。
たくさんの書類に図面にカタログ、
測量機器やカメラなどなど。
全部持って歩かなければなりません。
必然的に移動は車ということになってしまうのです。
なのでかどうかはわかりませんが?
私達・・
はみなそうかどうかわかりませんが、
少なくとも私は車が大好きです。
運転大好き!
ドライブ大好き!
設計事務所ですらそうなのですから、
現場で働く建設会社や工務店や業者さん職人さん達にいたっては車がないと何も出来ません。
ま、
ちょっと考えれば誰でもわかると思うのですが、
現場の監督さんや職人さんはたくさんの工具や機械や設備や材料を持って現場に行かなければ仕事を始めることも出来ないのです。
当たり前のこと・・
なのですが、
実は、
昨今はそこに変てこなことが起きているようなのです。
若い子達が車そのものどころか、
運転免許すら持っていないようなのです。
昔は履歴書の免許資格欄に普通自動車免許と書かなければどこにも面接すらしてもらえない、
なんて言っていたもので、
持っていない者は卒業前に必死になって自動車学校に通ったものなのですが、
昨今はどうどうと何も書いていないものが送られてきます。
当然それでは雇えません。
でも昨今のこの時代、
特に3Kの極みみたいな建設業界はまったく人気がない、
大手ゼネコンまでが人手不足でTVCMまでやって人材募集をする始末。
何とか優秀な若い人を雇いたいので、
車の免許は会社に入ってからとればよい!
だって何度も言いますが、
車の免許持ってない人はこの仕事はまったく出来ないんです。
普通車どころか特殊車両の免許まで必要になったりするんです。
が、
僕は運転手するために大学行ったんじゃありません!
とか言ってやめちゃうんだそうで・・
言っときますが、
これ、本当にあった話しだそうです。
いったい何がしたくて建設会社に入ったのでしょう?
やめられた方はたまったもんじゃありません。
男の子はみなみな車なんて興味ない!
運転なんてしたくない!
のだそうで、
車が好きなのはむしろ女の子!
車持って乗り回してるのも女の子!
確かに町で女の子がかわいらしい車乗り回しているのをよく見かけます。
そういえば、
町で車に乗っているとよく見かけるのですが、
車でドライブしている若いアベック達、
本当に女の子が運転しているほうが多くない?
って思いませんか?
男は運転しない、
いや出来ない。
車持ってない。
なので必然的に車持ってて運転出来る女の子が運転しているのでしょう。
以前は男社会と言われた建設業界にも女の子がどんどん増えてきています。
女の子の設計士、
女の子の現場監督、
女の子の大工さん、
女の子の職人さん、
当たり前に見るようになってきました。
これってそういう理由もあるの?
かもしれません?
ま、
おっさんの私達からすれば女の子がいるだけで毎日が楽しくてしょうがない!
のですが・・
Atelier繁建築設計事務所HP
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よもやま建築日記~家づくりの現場から~
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