去年から時々水彩画のセミナーに参加しています。
色々な先生方の模写はそれはそれは技術のない私には沢山の学びがあるのですが、中でも感じたのは
美しく綺麗な作品が一番良いとは限らないということ。
どの先生も共通のことをおっしゃいます。
どんな作品にしたいのか。
迷いは面白いくらい絵に出ます。
こう描きたい!と考えながら描く絵と、言われたままに描く作品は本当に違います。
モヤモヤしながら描くとモヤモヤなわけわからん絵に
ただいまの私はモヤモヤの真っ最中
特にお外スケッチは毎回なんじゃこりゃな出来。
でもこの試行錯誤はぜったいに大事なところだと思うのです。
先日参加した村上ゆたか先生の猫さんの水彩画
これ先生が下絵までご準備くださっていました。(多分そこまでされる先生なかなかいらっしゃらない)
滲みやぼかしで毛並みを表現するので、そこの技法も学びたい私、参加しました。
私の描いた猫さん
先生の下絵があるので整っています。ちなみに目のシェードあたりは先生の手が入りました。あっ、尻尾も太すぎたから修正してくれました。
胸のところももふもふがうまくかけない。
そして、
なんか
私のは面白くないんです。
遊びもない
綺麗に描こうとする気持ちばかりで、自分がどう描きたいかってところ、全く考えてなかった。
先生は面白いところを作ってね!と話しながらまわります。
わたしのは
にじみもうまくいかなかったし
そもそも語りかけてくるものが全くない
他の方の作品は、なんだかとても面白くて猫さんへの愛がこもっていた。
そこも違うところなんだろうなあ。
先生の講評は
どの方の分も本当になるほどなるほどと頷ける言葉で、それだけでも本当に勉強になりました。
これは星野先生のWSで描いたもの。
あっ、こんなふうに描くのねってちょっとわかったような…わからんような…。
トールペイントとはまた違った絵の世界、勉強して、また私のトールペイントの世界が広がればいいなぁと思います。
原点はやっぱりトールペイントだと思うから。