緊急事態宣言が延長されそうです。
アトリエぽーぽーは9月いっぱい休講します。
生徒さんに会えないのはさびしく、生きる光を失ってしまいそうですが、安全のためなので致し方ありません。
当面、このブログで、生徒さんと一緒に絵画のお勉強をしようかな、と思っています。
「えー、美術の勉強は苦手〜」
うん、わかるわかる。
学校の美術は、作品名、作者名、時代を暗記する、ですもんね。
暗記はいっさい不要です。
今日の絵画は『オフィーリア』です。
シェイクスピア4大悲劇の1つ、『ハムレット』の登場人物。
婚約者であるハムレットが、演じている心変わりを、本当だと信じ込んで狂乱し、花を摘みながら溺死してしまいます。
オフィーリアの姿も、亡くなる様も美しいあまり、多くの画家によって描かれました。
中でも有名なのは、ジョン・エヴァレット・ミレイ作ですね。
上のほうがカーブしているのは、このような形の額に入れられているためです。
アーサー・ヒューズ作
まるで女神のようです。
アレクサンドル・カバネル作。
ああ、枝がボキッと。
ちょっと重そうなオフィーリアですが、肌や髪の毛の光り輝く美しさときたら。
ジュール・ジョセフ・ルフェーブル作。
可憐ですねー。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作
草の上に寝転ぶ、珍しいオフィーリアです。
フランク・ディックシー作。
ジョン・エヴァレット・ミレイに師事していたとか。
ラファエルの宗教画っぽいですね。
ウジェーヌ・ドラクロワ作。
ウジェーヌ・ドラクロワは『民衆を導く自由の女神』を描いた作家です。
フランシス・ディクシー作
オフィーリアはもともと才女なのです。
狂乱する前の、知的な感じが現れています。
最後はこちら、どなたかおわかりでしょうか。
亡くなられた樹木希林さんです。
宝島社の企業広告。
最近の画家さんも描かれているのですが、著作権フリーのものだけ選びました