小学生チームの講習日。
みなさま、「しもつかれ」をご存知ですか?
栃木県の郷土料理です。
栃木県ご在住もしくはご出身の方がいらして、気を悪くすると大変申し訳ないのですが。
えー、見た目といい匂いといい…あるものに似ているんですね。
栃木県に住む、人生の師でもある友人が、「ポテトチップスしもつかれ味」を送ってくれました。
それを見て、いいこと思いついちゃった。
『しもつかれってどんな料理?』
それが今日の課題です。
(料理の写真にシールで目隠しがしてあります)
私「しもつかれ、知っている人?」
生徒さん「しらなーい」
私「よかった。もし知ってたら今日の講習はできないところだった(笑)」
私「ここに、ポテトチップスしもつかれ味があります。まずこれを食べてみてください。そしてどんな料理かを想像して、描いてください。それが今日の課題です」
食べてみる生徒さんたち。
私「どんな味?」
Iくん「塩味」
だよね〜。ポテトチップスは塩味だよね〜(笑)
Yちゃん「原材料みたらわかるかもしれない」
私「なるほど。じゃあ読んでみますね。じゃがいも(遺伝子組換えではない)、塩、砂糖、植物油〜中略〜大根エキス、にんじんエキス、鮭エキス、酒粕、煮干し…。そうそう、この通りですよ」
Yちゃん「エキスってことは、見えない?」
私「ポテトチップスに加工するときにエキスにしただけで、もともとはエキスじゃなくて本当の大根やにんじんを使うよ」
Yちゃん「えー。わからない」
私「正解じゃなくていいのよ。こんな料理かな、って想像でおもしろい絵を描いてくれれば」
というわけで、できあがった作品です。
小学6年生、Mちゃんの作品。 まあ、美味しそう。
お醤油仕立てのおつゆだそうです。
お雑煮みたいなものでしょうか。
大根とにんじんが可愛い。
お椀の柄も凝っています。
小学6年生、Iくんの作品。 わあ、すごい。
サメのお造りだそうです。
しもつかれは神様にお供えするお料理だそうですから、まさにそう見えますね。
私にはこんな発想はできません。
芸術的!
小学3年生、Rくんの作品。 Rくんもお椀ですね。
右側にあるのは梅干しですって、おいしそう。
れんこんやほうれん草も入っています。
それにしても絵が上手。
Rくんはモチーフ1点ものが得意ですね。
デザイン性に優れています。
このまま雑誌や広告に使えそう。
小学3年生、Yちゃんの作品。 Yちゃんもお椀ですね。
大根やにんじんはエキスになっていて、見えないそうです。
私「真ん中にあるエビみたいなのはなあに?」
Yちゃん「煮干し」
私「大きい煮干しだねー!(笑)」
とっても身体に良さそう。
それでは、本当のしもつかれをご覧にいれましょう。
ポテトチップスの袋のシールを剥がしますよ。
じゃーん。 うーん。
これはずいぶんきれいな写真ですね。
ドリアみたいじゃないですか。
本物は、鬼おろしでおろした大根とにんじんに、鮭の頭と大豆を加え、酒粕を手でちぎって入れ、どろどろに煮込んだもので、見た目も匂いも、えーと、お酒を飲みすぎてうえーっと出てくる◯◯に酷似しているとか。
でも栄養たっぷりですし、季節の具材を入れることができ、神様にお供えする行事食としてだけでなく、家庭料理として浸透しているそうです。
(何かを丸写ししたような文章)