卒業式には、5年生も参加します。
5年生は、6年生よりもひと足早く登校し、会場作りのお手伝い。
去年5年生だった娘たちが、
「あたしたちが登校したときは、もう体育館の前に、保護者たちが長蛇の列だった」
というので、早すぎるんじゃないかなあ、と思いつつも、子どもたちと一緒に家を出ました。
そしたら。
保護者、誰もいない。
それどころか、6年生もいない。
道を歩いているのは、5年生ばかり。
しかも、歩いていると、5年生に抜かれます。
かろうじて、まだ私のほうが背が高いのですが、歩くスピードがかなわない。
老いさらばえたものよ。
学校まで来てみると、けっこうな数の6年生が、すでに到着していました。
おおー、男子のスーツ姿、かっこいい!
でもドッチボールでキャッチボールしてる。
こども(笑)
女の子のドレスアップ、可愛い〜!
袴、美しい〜。
「美容院で髪の毛もセットしてもらったの?」と訊くと、そうなんですって。
朝4時半や5時に起きたらしいです。
すごい〜。
そしたら美容院で先生にお会いしたそうです。
6年生の担任は大変ですね。
式が始まりました。
まっすぐ前を見つめ、登場する姿に、すでにうるうる。
立派になったなあ。
入学式のときは、あんなに小さかったのに。
6年生は言うまでもありませんが、5年生も立派でした。
6年生に引けを取らず、きびきび動き、大きな声でスピーチ、長い長い卒業証書授与も頭を動かす子さえおらず静かに見、退場のときはリコーダーを繰り返し奏で続けました。
その5年生の姿に、感動してしまいました。
今日まで、何週間にもわたって、毎日毎日、卒業式の練習をしていたんです。
卒業証書授与と、歌くらいなのに、そんなに練習が必要なのかなあと思っていましたが…。
なるほど、こういうことだったのか、とわかりました。
学校のリーダーを6年生から5年生が引き継ぐ。
そんな意味があるんですね。
たのもしい卒業式でした。
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
そして、今日まで支えてくださった方々、どうもありがとうございました。
心より感謝申し上げます。