車を写実的に描いてみよう | アトリエぽーぽー

アトリエぽーぽー

『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

女の子たちが来週に振替になったため、急遽、男の子だけの講習になりました。

それならテキストを変更しましょう。
車が大好きな男の子たちのために、大急ぎで描いた、鉛筆画フェラーリ。
アトリエぽーぽー、臨機応変が自慢。
{528D43FD-9849-46DA-B183-4CCDDDDE2D6A}

画像を検索して、
「全体が写っている」
「背景がない」
「陰影がはっきりしている」
の3点から選んだ1枚。
Iくんたちが好きな車だといいのですが。
{420E51C3-C734-4A17-89C8-D64BCA29AEF2}

車を描くのは、とっても難しいです。
静物画の中で、特に難しいと言っていいと思います。
車を描く専門家がおっしゃっていました、「車は数字だ」と。
計算されつくし、パーフェクトにデザインされているんですね。
だから1ミリでも狂うと、気持ち悪いらしいです。

並べてみると、1ミリは狂っていますね。
{76ED091E-0BB6-4BFA-B42A-3043FA9BE917}

図鑑やパンフレットを見ながら、毎日車を描く練習をしたら、デッサン力がすごく身につきますよ!


一番難しいのは、輪郭。
輪郭がうまくいかないと、なかなか先へ進めません。
今日は陰影の付け方と、細部を描き込む練習をしたいので、輪郭は私がうっすら描いておきました。
{656C9739-176B-4221-A7F7-59D768848C0E}

「輪郭があってよかったよー、これさえあれば、あとは簡単」とIくん。
でしょう〜?
わかってくれて嬉しい。

そして、今日も、車の話題。
ちゃんと手も動かしながら、です。

Iくんいわく、車には、紳士が乗る車と、そうでない車があるんですって。
どちらの車が好き?と聞かれて、いろいろな理由からそちらを選ぶのでしょうが、
「紳士が乗るから」
という理由、素敵ですねー。
紳士的なIくんらしい。

ランボルギーニの創始者と、フェラーリの創始者のエピソードも教えてもらいました。


車に詳しいIくんですが、
「このあいだ、可愛い車を見たよ。前から見たところが、トトロがいーって笑ったみたいなの、あれはなんという車?」
という質問には、お手上げ。

グーグルで「トトロがいーって笑ったみたいな車」を検索してくださいって(笑)

Iくん「メーカーがわかればわかるんだけどなあ」

ですよね〜。

それにしても、いつも雲をつかむような私の質問に、律儀に答えてくれるIくんでした。


絵は着々と進んでいます。
Iくんの作品。
陰影が上手に出ています。
{DE0A9453-CE59-4F22-A44F-BD920A043617}

Rくんの作品。
{57A5785D-AD7B-4B1B-AF9C-6CFA36A0BB50}

デッサン画に、赤を塗ると、アクセントがついて、とってもきれいに仕上がると思います。