すてきな三にんぐみ | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。


5年生の教室で、読み聞かせをしました。
いつもは2人ペアですが、今日は私ひとりで3冊読まなくてはなりません。

吟味して選出した、それぞれ違うタイプの絵本3冊。
『半日村』『いくらなんでもいくらくん』『すてきな三にんぐみ』

三冊目は『すてきな三にんぐみ』
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黒いマントに黒い帽子の三人組。
それはそれはこわーい、どろぼうさま。

奪った宝は、山のてっぺんの隠れ家に運び込みます。
指輪にお金に首飾りが、ざっくざく。

ある夜、三人組はティファニーちゃんをどうぼうし、隠れ家に連れて行きました。
朝、目を覚ましたティファニーちゃんは、宝の山に気づき、
「これ、どうするの?」
と聞きます。

三人組は、盗むには盗みますが、それをこの先どうしようと、考えたことがありませんでした。

そうして思いついたのは。
お城を買い、捨て子や孤児を集めて、みんなで一緒に暮らすことでした。
孤児たちは、赤いマントに赤い帽子。

こどもたちはすくすく育ち、つぎつぎ結婚。
お城の周りに村ができ、村人たちはみな赤いマントに赤い帽子。
そしてみっつの高い塔を建てました。
黒い帽子をかぶった三人組にそっくりな塔です。


話もスマートだし、色づかいがとってもおしゃれ。
短い話ですが、読んだ後の満足感は高いです。