ロンドン好きの私、おまわりさんが紅茶を飲んで夜勤をする、と聞いただけで、胸が高鳴ります。
コーヒーじゃなくて、紅茶ですって。
私はコーヒー党ですが、イギリスへ行った時は、紅茶っておいしい!と心底思いました。
さて、6人組のどろぼうさん、中にひとり女の人がいて、名前はスワッグばあさん。
この面々、赤ちゃんのごはんをかっさらって面白がったり、どろぼうの家からどろぼうしたり、大どろぼうとは程遠い、こそ泥です。
が、ある年のクリスマス、とんでもないことを考えつきました。
街中のクリスマスプレゼントを盗んで、大儲けしよう。
いやしかしそれって、子どものものを横取りですよね。
6人のどろぼうに対抗するのは、一番いかすおまわりさんパフ。
うさぎのようにすばしっこく、クマのように強く、おまけにクロスワードパズルの天才、つまり頭もいい。
煙突や窓から忍び込んで、子どもたちのプレゼントを盗んでいるどろぼうたちを、ぶんまわし、回し飛ばし、あっというまに片付けました。
ただひとり、スワッグばあさんを除いては。
子どもたちへのクリスマスプレゼントは、おまわりさんたちが手分けをして、配り直しましたから、心配ご無用。
ただし、スワッグばあさんは、今も指名手配中です。