アトリエ・ニケ入会のお問い合わせをありがとうございます。

現在満席のため生徒募集を行っておりません。

お待ちいただける方は、
大変お手数ですが
お子様の氏名・学年・通いたい曜日クラス・つながりやすいお電話番号を明記の上

atelier.nike.zokei@gmail.comまでメールでお申し込みください。


空席が出ました時は、
9月の展覧会以降になりますが
メール着信順に体験ご案内の電話をかけさせていただきます。


※幼児クラスは、
小学生クラスが満席のため、就学時に進級出来ない理由から、今年度及び来年度の募集を行いません。
楽しみにしてくださっていた方には申し訳ないのですが、どうかご理解くださいますようお願い申し上げます。








「ロシアとロバとその他のものに」

マルク・シャガール 1911年



桶を片手に暗闇に浮かぶひとりの女性、


その首はからだから離れ夜の空を見上げています。


屋根の上には薔薇色の雌牛がいて、


子どもと子牛が乳を飲んでいます。


マルクシャガールが描いたこちらの作品は


シャガールの故郷であるロシアの記憶と


ユダヤのイメージが深く結びついているのです。


イリッシユ語とロシア語では


夢想に耽る人のことを、


頭が飛び立っているというそうで


この女性はその様を表しているのかもしれません。


町中に見えるドーム付きの教会は


ロシアのキリスト教であるロシア正教会の建物です。


当時帝政ロシアだったベラルーシの


ビテブスクで産まれたシャガールは


1911年23歳の頃、初めてパリに出てきました。


彼が移り住んだのが


パリ南部モンパルナス地区に建っていた


芸術家向けの集合住宅ラ・リュッシュです。


ラ・リュッシュとは蜂の巣のことで、


正に蜂の巣のように


多い時は百を超える小さなアトリエが同居する建物でした。


この絵に見られる幾何学的な要素には


キュビズムの影響が伺えますが


シャガールは生涯、


どの芸術運動にも属することがありませんでした。


おそらく彼にとってキュビズムは


あくまで自分の幻想的な絵画世界を


より印象的に表す新しい手法だったのでしょう。




(美術館解説より引用)







パリ・ポンピドゥーセンター

キュビズム展 美の革命

京都市京セラ美術館

7月7日(日)まで





ロベール・ドローネー


ジョルジュ・ブラック