おのころ心平先生スタッフから謎のURLが送られてきて
「ここに現地集合で」とか
「時間は10時ごろ」とか
まるで密使のようにちょっとしか情報が与えられない中
同じく召喚されたりーちゃんとグーグルでぐるぐるしながら
「ここらしき場所」で待つ。

とても地味な私と、私たちに降り注ぐ雨。
電車は遅れたし、車は渋滞だし、アテンド隊長は体調不良で来ないし。
誰も来ないし。誰も来ないし。

「きっと禊の雨なんだろう。」
と、いつだって前向きな私とりーちゃんは震えながら爆笑して待っていた。


ゲートっぽい雰囲気が充満している正面鳥居。
誰かいないか中を見ようとするがうっかり入る気になれない。
「笑ってはいけない」のスタートに似ている。
始まってしまったら戻れない。そんな鳥居だった。


待つこと40分。
皆様がまたバラバラに到着された。
大御所ばっかりわらわらと。
ほんとにびっくりした。

思わず、それぞれが何柱なのかイメージしてしまう。


 

 

 

 
 


渋い本殿。
この交野天神社の御祭神は


光仁天皇(こうにんてんのう)
天兒屋根命(あめのこやねのみこと)
菅原道眞(すがわらのみちざね)

 

奥には美しい朱のお社が。



神道家 羽賀ヒカル氏の解説とリードで参拝するという
なんとも贅沢な時間。




ぬかるんだ細い参道を抜けていくとひなびた階段と奥にひっそりとお社が。
 

いにしえの時代より、氏神としてこの地に祭られる末社「貴船神社」(きふねじんじゃ)。
ここが、継体天皇が即位したと伝わる「楠葉宮跡」(くずはのみやあと)。

貴船神社の御祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)という水をつかさどる神だって。
継体天皇もお祭りされている。

高台に水の神。龍神。

しかもここは天文台としても機能していたとか。
立った時、上に引っ張られる感覚があり天が近いとは思った。


まだまだ不思議エピソードが出てきそうな神社だった。

とにかく、一緒に回った方々がパワフルすぎて
帰宅すると意味不明な筋肉痛と頭痛に見舞われ3時間寝ていた。
もちろん幸福なお昼寝であるのだけど。