何もすることがない | 絵画教室アトリエ・リベルタのブログ

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絵画教室の日々の様子をお伝えします。絵を描くことが好きな方、興味がある方と交流できると嬉しいです。

「何もすることがない」

 

 

家の本棚に1990年から収まっている、

 

夫が大阪、信濃橋画廊で

 

著者からプレゼントされた蔵書の題名だ。

 

 

副題は「彫刻家は釣りにでる」

 

 

作者は関西で活躍し、

 

国内外の美術館や画廊で作品を発表していた

 

福岡道雄さん。

 

 

 

 

このところ睡眠対策として、

 

寝る前にスマホではなく紙の本を読むことにした。

 

 

久しぶりに開ける本は題名に見合って相当に面白く、

 

暫く時間を忘れてしまう。

 

 

 

創作から逃げるようにして釣りの趣味があり、

 

大きな竿ケースを肩に福山駅に降り、

 

岡倉天心の「五浦釣人」もモニュメントを

 

見た様子も書かれている。

 

 

 

 

 

作品タイトル「湯原湖で」

 

 

 

2005年、

 

「つくらない彫刻家」を宣言、

 

独自の表現方法を模索した。

 

 

 

 

 

美術家の中でも福岡さんのように、

 

文章を書くことにも優れた人もいるし、

 

村上隆さんのように

 

「この人はかなり右脳が開発され過ぎた人なのかな」

 

と、納得する人もいる。

 

 

 

この本は、

 

寝る前にはちょっとお勧めできないかも、、。

 

 

 

そんな福岡道雄さんの回顧展が、

 

大阪、堺市で開催される。

 

 

 

 

 

 

「福岡道雄 静かな前衛」

 

2024年7月6日ー9月1日

 

会場;さかい利晶の杜