君たちはどう生きるか | 絵画教室アトリエ・リベルタのブログ

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絵画教室の日々の様子をお伝えします。絵を描くことが好きな方、興味がある方と交流できると嬉しいです。

先月の話ですが、

 

宮崎駿監督の映画、「君たちはどう生きるか」

 

初日に観に行きましたビックリマーク

 

これまで、長編映画は何度も、

 

「もう辞める!」「今度こそ本当に辞めます」

 

と言いながらも撤回してきた、

 

今年82歳の監督の最新作です。

 

 

 

 

 

2016年のドキュメンタリー「終わらない人 宮崎駿」。

 

 

歳を重ね、若い頃のように仕事を続けられない葛藤が、

 

日常を追って映されていて、とても共感でき、

 

いまだに何度も見てしまっています。

 

 

天才と言えども歳には勝てない訳ですが、

 

応援したくなる監督のチャーミングな個性が

 

しっかり伝わってきて、

 

今回の映画も大変心待ちにしていました。

 

 

ドキュメンタリーの中で宮崎監督が、

 

「何が何だか全然わかってないけど、

 

モヤモヤと、あっちの方へ行くんだって、

 

そこには入ったことがないってところに

 

行くんですよ。

 

言葉で言えないけれど、触れてこなかったところに

 

触れるんですよ。」

 

と話していた、その謎解きです。

 


 

数々の作品に出てきた見覚えのあるキャラが

 

次々に登場してきて、監督に

 

『今度こそ本当に終わりだよ』

 

と言われているようで寂しさが迫ってきました。

 

しかし、その映像は

 

若さ溢れる圧倒的なジブリの世界観でした。


 

ストーリーは私には難解な部分がありました。

 

 

先日、鈴木敏夫プロデューサーのラジオ

 

「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」を聞いていると、

 

「宮さんは、子供の頃にお母さんが病弱で、

 

エディプスコンプレックスがあり、

 

その影響が作品に出ている。」

 

と話していました。

 

 

なるほど、、もう一回見たら、

 

もうちょっと違う角度から見れるかも、、。

 

 

さらに、「この映画で、

 

これから戦争に向かいつつある時代に、

 

君たちはどう生きるかを問いかけている。」とも。

 

 

改めて、今の不穏な世界情勢を思うと、

 

現実味のある言葉に思えてきます。

 

 

 

さて、凄まじく暑い今年の夏晴れですが、

 

歳を重ねても精力的な宮崎駿監督に元気をもらいました。

 

 

陽が落ちて散歩に出かける

 

80歳を過ぎた教室の生徒さんにも元気をもらいつつ、

 

エアコンの効いた部屋にばかり居て、

 

すでに夏バテ状態の講師の自分を猛省する日々です汗

 

 

9月に入っても猛暑が続きそうですが、

 

なんとか乗り切っていきましょう!