心新たに〜 | 絵画教室アトリエ・リベルタのブログ

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絵画教室の日々の様子をお伝えします。絵を描くことが好きな方、興味がある方と交流できると嬉しいです。

お正月気分もようやく抜けてきました今日この頃、

 

本年も心新たに、夢中になる日々を


絵画教室アトリエ・リベルタで

 

提供し続けていけるよう努めて参ります。

 

 

 

さて昨年秋、兼ねてから足を運びたかった

 

「GUTAI 具体」を観ることが出来ました。

 

大阪中之島美術館と国立国際美術館、

 

この2会場によって構成される展覧会は、

 

具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」


が建設された地、大阪の中之島で


開催される初の大規模な具体展でした。

 

 

 

 

 

私の経歴に「第4回吉原治郎賞コンクール」


1987年出品の記録があります。


今までにない新しい表現を追求する、


吉原治郎の名前を冠した


公募展だったと記憶しています。

 

今回の大規模な展覧会では、

 

改めて時代の空気感や当時の作家達の考え、

 

吉原治郎(1905-72)という作家の性格の一端を

 

大変身近に感じることが出来ました。

 

 

 

 

そして、半世紀ほど前の「具体」に対する


世界の評価が高まっていることを、

 

改めて気付かされました。

 

 

 

 

「具体美術は物質を変貌しない」

 

 

盛り上がる絵具、流れる絵具、穴の空いた紙、

 

焦げた板、キャンバスに貼り付けられた砂利、、。

 

 

物質主義を全面に押し出した吉原治郎の周りに

 

集まっていた会員の一人に堀尾貞治さんがいます。

 

 

 

 

 

 

1985年から堀尾さんが

 

「あたりまえのこと」というテーマで


作品制作を行なっていた頃、

 

大阪の画廊廻りで何度かお見かけしたり、

 

夫の個展を見にきてくださったりして、

 

感想を書いた葉書など


送ってくださることが何度かありました。

 

 

 

 

これは、夫に向けて書いてくださった


その中の一枚です。

 

展示会場でも作品の構想作りに余念なく、

 

ずっと手を動かしておられたことを思い出します。


 

いつもいつも絵を描いている、、、

 

それも尋常ではなく取り憑かれたように、、、。

 

 

葉書の色使いが堀尾さんの大きな作品と同じで、

 

とても懐かしく、

 

額に入れて大切に飾っています。

 

 

一時代を築いた関西の作家達の飛躍が、

 

誇らしく思える展示でした。

 

 

 

 

 

さて帰り際、「子どもの命令にのみ従い、

 

歌って踊り、火を噴く子どもの夢の最終兵器」

 

というコンセプトで作られた

 

高さ7.2メートルの巨大な


『ジャイアント・トらヤン』

 

(ヤノベケンジ作)に見送られ、


大阪を後にしました。

 

 

 

 

 

 

教室では、今年も受験生の追い込み時期です。

 

いろんな年齢層の生徒さんがいますが、

 

年齢制限は小学校6年生以上ということだけで、

 

上限はありません!


現在、80代の方も来られています。

 

興味のある方、

 

どうぞお気軽にご連絡ください。