「Artist Collection Club 2019」
設立20周年記念展示会(4月23~27日)
出品作品🖌️その2
去る2月、
JPAC勉強会で古川ひろ先生のポートレートのDemonstrationを拝見し、
その感動&余韻に酔いながら、久しぶりに真面目に取り組んだポートレートです。
模写に選んだのは
以前から描きたいと思っていた
写真家Luis Treserras氏(France)の一枚
構えているのか誘っているのか…
単に素知らぬ態度なのか…
その内面に揚々と流れる
確かな温かい熱い血
ゾクゾクするような美しさに
魅了されます。
その昔
Spainに遊学していた頃
学校のイースター休暇を利用して
ジブラルタル海峡を船で渡り
モロッコへ旅をした事がありました。
船に積まれていたたくさんの麻袋の様々なスパイスの香りと
Africaの砂漠の乾いた風や潮の匂いが
鼻先に漂ってきそうな記憶…
私にとりましては
そんなショットでもあります。
制作過程では
麻のような風合いの布地や
手の内側の血色や皺などの描写に
悪戦苦闘~💦💦
会場でグリーン🌿を添えるのに使用した
小さな花瓶、実は徳利(´∇`)ですが
新漆を使用し高蒔絵風に鶴を描いたもの
昨年、参加させて頂きました
Glorietta Ishizaki氏の「陶と漆」の Workshop にて制作致しました。
時も場所も越えて…
肖像の背景にあるもの
肖像の中の視線の先にあるもの
ご覧下さる方の自由な空想に彷徨えるような
そんなポートレートを描いていきたいと思っています🌿