展示会出展作品&白磁ペイント・レッスン風景~春・再生の季節を前に… | 東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

ポーセリンペインティング( 磁器絵付け)を中心に、国内外( フランス・パリ、東京・銀座)での展示会出展を中心としたアーティスト活動を行っております。また、少人数制のポーセリンペインティング教室、アトリエKを六本木で開催しております。(教室歴20年以上)

今日は雲ひとつない快晴となりましたが、昨日は雪がちらつく寒い一日でした。

なかなか暖かくなりませんが、3月に入って一週間経ち、春ももうそこまで。
確実に時は、季節は、移ろっているはずです。


昨日の風景
この写真だとわかりませんが、この時雪が降っていました


小さな白い点は雪です


一夜明けて、今日は快晴です

あと一ヶ月たったら、桜も、多分もう終わって、ニューヨークからも帰ってきている、というか丁度帰りの飛行機の中ぐらい…と思うと、今、こんな状態で大丈夫なのだろうかと、気持ちばかり焦ってしまいます。

こちらもすっかり溜まってしまいましたが、最近の諸々の出来ごとや今後のイベントのご紹介、告知等、サクサクご案内していきたいと思います。

まずは、あまりに直前でのご案内となってしまいましたが、3/13(木)~18(火)東京 早稲田 ドラードギャラリーで開催される『小さな絵の大博覧会』に出展する作品をご紹介したいと思います。


こちらの絵は、一度完成したものとして、数年前の展示会にも出展したものですが、更に加筆し、生まれ変わらせた作品です。

前回は震災直後の展示会だったので、再生をテーマに、生まれ変わるものとして蛹から変化(へんげ)する蝶を題材として描きましたが、今回は更に加筆することにより、変化や化身の印象を強くしたいと思いました。

一旦完成させた作品なので、またラスターを全面に使用している作品なので、(珍しくラスターの効果が綺麗に出ている作品でもあり)、あまり焼成を重ねると、ラスターが剥げたような感じになったり、全体の色も褪せてしまうのが心配で、どう加筆するか悩みました。

更には、印象的に出したかった色がピンク色だったのですが、これが高温で焼き付けないと綺麗に発色しない色なので、このあたりも悩みの種でした。

しかし、作業手順を考えたり、新素材を使って華やかさを演出するなど工夫し、なんとか以前より印象深い作品に仕上がりました。







作品の細部の写真も撮りましたが、ラスターや金彩、グラスビーズなどを使用しておりますので、実際はこれより大分煌びやかだと思います。(自我自賛ですみません)

ぜひ実物をご覧になりにお越しくださいませ。

↓こちら(案内葉書下部に住所等の記載があります)で、18日まで展示しております。

また、私は上記一点のみの出展ですが、40名の作家によるミニサイズの絵画の展示会で、かなり圧巻です。
ご都合の良い方はぜひ足をお運びいただけたらと思います。




さて、先週は、久々に(ポーセラーツのスキルアップとして)、白磁ペイントの資格コースをお取りなっている生徒様が、いらっしゃいました。

かなりブランクがあって、また急遽行うことになったレッスンではありましたが、描くことを通すと、このブランク等を軽々と乗り越えられた気がして、改めて描くことの素晴らしさを感じました。

レッスン風景





おしゃべりしながらも作業も順調に進み、描くことの楽しさを思い出していただけるレッスンになったかなぁ…と、私にとっても、"描く"ことの効用を再認識する、充実した時間となりました。



一回焼成した作品
これに陶磁器用の絵具で影などを入れ、再び焼成し、完成となります。


さて…来週もまたスケジュール満載の慌ただしい週ですが、ニューヨークの展示会に出展する作品の仕上げも佳境に入っており、色々悩ましい日々は続きます。

でもやることが色々あって、悩むことがあったとしても、それが作品を生み出すためや、新しいことにチャレンジするための前向きな悩みであるというのは、幸せなことです。

ちょっとストレスを感じると、ついつい間食したり、ジャンクフードを食べてしまったりする悪い癖で、最近ストレス太り状態に陥っておりますが、身も心も軽くして、シンプルにやるべきことに集中していきたいと、今、決意も新たにしております。

暖かくなったり、寒くなったり、春先特有の変わりやすいお天気が続いておりますが、春爛漫の素晴らしい季節まであと少し、体調を、心を、整えて、来るべき季節を楽しめるよう、しくしくと準備を進めていきたいと思っております。