昨日の閉会式をもって、熱戦が繰り広げられたオリンピックも終わりました。
今回のオリンピックは序盤から様々なドラマがあって、見ていてとても清々しかったというか、感動しました。
特に感動した競技のことを思い出すと、ある共通点に気がつきました。
それはやりきったというか表現しつくしたということです。
記憶に新しいのは、やはり浅田真央選手のフリーの演技で、自分の持てる才能の全てを出しつくした演技と、試合後の彼女の涙は、日本中に深い感動を与えたことと思います。
メダルを取ったけれど全てを出しつくせなかったバンクーバーの時の悔し涙と、メダルには及ばなかったけれど最高のパフォーマンスをして、全て出し切った時の感動の涙は、オリンピックを通して彼女の成長を見続けた私たちに、深い感動を与えたと思います。
ライバルとしてずっと比較されてきた、韓国のキムヨナ選手の、真央ちゃんの健闘をたたえるコメントも素敵でした。
同様に、メダルには及ばなかったけれど素晴らしいパフォーマンスで清々しさを感じたのは上村愛子選手でした。
オリンピックに出場するような超ハイレベルなアスリートたちが、共通して口にすることは、"自分との戦い"ということだった気がします。
頂きの一番上を目指すようなトップアスリートたちは、ライバル同士とか、メダルの色とか色々な俗物的なことを超越し、自分との戦いに集中しようとしているのかもしれません…金メダルを取ったのに「悔しい」という表現をした羽生選手からもそんなことを感じます。
そしてその戦いに勝って、自分を表現し尽くした人にしかわからない感覚や、頂に立った人にしか見えない景色もあるように思うのです。
感動で、ついつい長々と語ってしまって申しわけありません。
さて、前回こちらに、フランスにお嫁入りした作品について書いたと思いますが、フェイスブックの方に、作品をお買い上げいただいたお友達が画像を送ってくださったので、こちらでもご紹介したいと思います。
お喜び頂き、またお土産に作品をお買い上げいただいたお友達のお仕事も順調に進んだようで、微力ながらお役に立てたことを嬉しく思っております。
またこの週末は、ぺインター仲間であり、映画や展示会巡りについても趣味が同じで、多分妄想族仲間(勝手にすみません)でもある方の個展に行って参りました。
変幻自在がテーマの個展でしたが、タイトル通り、色々なタイプの絵画が共存し一つの世界を作り上げている、とても素敵な空間の個展でした。
私はこの森の絵が大好きで、彼の描く、引き込まれてしまう様な風景画のファンでもあります。
森ではありませんが、風景画で、二科展の賞もお取りになっています。
観たいものが同じなのか、よくニアミスになっているのですが、実際にお会いしたのは、去年の夏、彼が私のグループ展にお越しいただいて以来なので、かれこれ半年ぶりの再会となりました。
(フェイスブックで、絵画や映画の話しをよくしているので、ブランクは感じませんでしたが…。)
会場には若き才能あふれるぺインターもお越しで、いっしょに絵の説明をお聞きしながら、しばし楽しい時を過ごしました。
来月はこちらのギャラリーで、私も小さな作品を一つ出展する予定ですが…いつものことながら苦戦を強いられております。
既に何度か焼成している上、全面にラスターを使っているので、もうあまり何度も焼成出来ず、しかし顔の表情他色々と課題も残っており、これからの仕上げに頭を悩ましている作品です。
この週末は休日レッスンも行い、新しい生徒様もお越しになったのですが、オリンピックの話などで盛り上がって、とても和やかで打ち解けた雰囲気の中、レッスンは進みました。
生徒様ともオリンピックの話で持ち切りで、選手同士がお互いの健闘をたたえ合ったり、ベテランの選手、若手の選手がお互いにファンだったりするのは微笑ましい、とか、一流の選手たちは色々超越しているよね…的な話になりました。
…足を引っ張ろうとしたり、やたら自分の功績を鼓舞し、実際より自分を大きく見せようとしたりするのは一流じゃないんだよね…とか、彼女は大人だよね…○○くんは、優しそうに見えるけれどメンタル強いらしい…等々、手も口も動き、いつものことながら沢山作品も仕上がっていきました。
作品についてはまた完成してからご紹介していきたいと思います。
先週は、事務仕事や制作に没頭するべく、こちらの更新も滞りがちでしたが、引き続きどちらも進んでいない状態ながら、今週は予定も立て込んでおり…どうなることかと、自分でも暗中模索状態です。
とりあえず予定をこなし、出来ることからやっていくしかありません。
ブログもいつも溜めこんで、読みづらい記事を書いていると思いますが、広い心でおつき合いいただければ嬉しいです。