10月最後の週末ということもあって、一足早いハロウィンパーティーをやっているのか、仮装をした外国の子供たちなど、街でチラホラ見かけました。
私は佳境に入りつつある作品制作と、芸術の秋の展示会見学Part3?…とても見応えのある二人展に行って参りましたので、ご紹介したいと思います。
まず最初にご紹介するのは、前回の続きで、羽子板プレートのゴールドバージョンからです。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/d8/b5/j/o0601040012258846051.jpg?caw=800)
こちらの作品は、オレンジ系のラスター、ゴールド系のメタリックカラーを使用し、晩秋から初冬にかけての日本の風景を表現したもので、燃えるような朱色を出すこと、オレンジ、ゴールドのグラデーションでシックにまとめることに苦心しました。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/70/46/j/o0601040012258848150.jpg?caw=800)
6枚セットでこんな感じです。
次にご紹介するのは習作としてご紹介し、そのあと割れてしまった作品をアレンジし直し、伊賀焼の長皿に色絵風に絵付けしたものです。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/9a/6f/j/o0601040012258846052.jpg?caw=800)
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/25/68/j/o0601040012258893899.jpg?caw=800)
つぎにご紹介するのは鳥獣戯画の長皿です。これ以外にも沢山の違ったデザインを制作中です。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/1d/e9/j/o0601040012258848149.jpg?caw=800)
ペンケースにしてもアミューズを置いてもお洒落なプレートで、写真だと分かりにくいのですが、とにかく細かく繊細に描きました。今回の出展作品の中でも会心の作だと思っています。
そして今回最後にご紹介するのは、はね兎です。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/52/77/j/o0601040012258848647.jpg?caw=800)
こちらは今回の展示用に制作したものではなく、数年前特別レッスンの見本作品として制作したものですが、お正月らしいデザインなので、兎の箸置きと一緒に出展しようと思っています。
いかがだったでしょうか。まだまだ制作途中ですが、今回はこんなテイストで出展を予定しています。悩みも多いですが、制作していて楽しくて仕方ない時もあります。
皆さまのご意見も伺えたら嬉しいです。
さて、昨日は、以前から伺うのを楽しみにしていた、花島悦子さんと平松淳子さんの二人展に行って参りました。
![$東京都港区白金高輪でアトリエKを主宰しております。](https://stat.ameba.jp/user_images/20121028/18/atelierkshirokane/b4/7b/j/o0601040012258848151.jpg?caw=800)
花島悦子さんは、世界的なチャイナペインターの組織であるIPATの日本支部長として、アメリカを拠点にご活躍され、陶画舎展でも何回かご受賞なさり、ご著書もこのご時世で大変売れているということで、飛ぶ鳥を落とす勢いの素晴らしいぺインターですが、とても気さくで楽しい方で、昨日も素晴らしい作品を前にしばし話に花が咲きました。
彼女の作品は食器として使うことを前提にしているというよりは、アーティスト系というか、飾って眺めることを前提にした芸術品で、とにかくため息の出るような豪華さです。
観にいらした男性が"豪快だなぁ"とつぶやかれていたと、苦笑されていましたが、確かにお皿のサイズも日本にはないような大きさで、まさにアメリカサイズです。
アメリカでは食器がアートとして扱われ、広いお部屋の中を如何に華やかに埋めて尽くすかかが勝負ということで、一度その世界を知ってしまうと、細々したものに絵付けなどしてられないとのことでした。
九谷からも講習依頼があったとのこと、和のテイストを洋の技法で描くアーティストとして、こんなに素晴らしい事はありません。
「石井さんも私系でしょ。ぜひIPATに…」とお誘いいただき、とても光栄でした。(…諸事情により踏み切れないでいるのですが…。)
花島先生の素晴らしい作品とお人柄から、パワーをいただいた展示会でした。
私もあれこれ考えず、前進あるのみ、制作に励みたいと思います。