インチジオーネの道具 | ジュエリー作家のCiaociao日記

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イタリア帰りのジュエリー作家です。行って帰ってきただけですが
徳島県北島町でA&Cというお店でジュエリー工房をやっています。
ジュエリー作家ですが職人の協同組合の仕事をしたり、藍染関連のお仕事もしたり、そういった業界に深く関わる人目線で情報発信もします。

先日から制作していた葉っぱのペンダント。
実際には1日あれば完成までいけるのですが、休み休みやっているので2日間かかってます。

2枚の板を切ったりはったりでできたものにインチジオーネを施して完成。
インチジオーネは単に彫りを入れるだけの作業ではないのです。
ジュエリーの表面にテクスチャをつけたり模様を入れたり、さながらペインティング作業に似ています。

使う道具は結構限られていますが^^


今回使うのはこの2種類。
というか、今のところよく使うのはこの2種類。


上の方のタガネは


こんな感じに刃になっています。
普通の線や基本になる模様を入れる道具。



こっちはインチジオーネ独特の線を入れるタガネ。
和彫りにも似たようなタガネはありますが、このタガネは使い方がちょっと違うのです。
使い方で全然違う作品ができるので、わりと面白いのです^^