七夕の頃に我が家へ向かえたアマガエルの八百一(ヤオイチ)。
茶色いヒキガエルとは異なり、緑色をした童話に出てくるようなカエルである。
写真は、ヒョウモントカゲモドキの人工飼料であるレオパゲルだ。
ゲル状になっており、適量出してピンセットで千切るのだ。
この餌が万能で、ヒョウモントカゲモドキ以外にも色々使えるのだ。
八百一は、このレオパゲルが大好きである。
今回は、その給餌風景をお伝えしよう。
ピンセットを動かしていると、八百一が横目でそれを捉えた。
カエルは視野が広い。
完全にレオパゲルに集中している。
ピンセットにも抵抗が無いようだ。
食い付いた。
ヒキガエルのように舌を伸ばすのではなく、アマガエルは頭から突っ込み前足で掻きこむ。
少し大きかったようだ。
このレオパゲルを小さく千切るのが面倒で、ついこの大きさになってしまう。
時折、沈黙しながら、黙々と飲み込んでいく。
カエルの顎はかなり開く。
自分の体の半分以上のサイズのゲルを飲み込んでいく。
それほど美味いのだろう。
私としても、コオロギなどの生き餌より、栄養面で人工飼料の方が安心なので、これを食べてくれて良かったと思う。
後は、与えすぎに気を付ければ、健康に生きていくだろう。
ようやく飲み込んだ。
何と言うか、キモ可愛い。
この時、カメラを近づけると驚くことが起こった。
まだ口からゲルがはみ出ていて、腹が重そうな状態で、跳躍したのだ。
そして壁にベタっとくっ付いた。
通常より体重が増している状態で、これ程の運動能力を発揮するとは、アマガエルのバネは強力らしい。
スパイダーマン以上の身体能力だ。
餌のあげ過ぎを心配したが、この二日後に糞をした。
問題はないらしい。