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H+13 ARCHITECTURE & ASSOCIATES

京都在住の週末ケンチクカ、H+13の活動ブログ。
建築とアート、時々水平式クレーン。




雨の中、原美術館へ。

ヘンリーダーガー。
不幸な生い立ちを経て、
孤独の中で、膨大な量の物語と絵画をつくり続けた。

死体とともに、残されたモノ。
運良く見出されたから、
今こうして出会うことができている。

誰かに、伝えるわけでも、
書き綴られたモノは純粋な強さがある。
それは、何ににも依らないし、曲がらない。


ただ自分が良しとするものを信じるのは困難だ。
少なからず、人は周り流されるし、
事実は、主観によって捻じ曲げられるから。

本当にそれが好きなのか、
好きな自分が好きなのか、
もしくは、思い込みに過ぎないのか。

それでも、揺るがない意志を持ちたいものだ。










サントリー美術館へ。
ミッドタウンは和っぽい作りになっているから、
隈さんはルーバーが思う存分できるわけで。

やはり、美術館は入り易いのも大事ではあると思うが、
ある程度切り離されて、作品と対峙できる心構えできる所がいい。

サントリー美術館は気軽に入るには、
設えが重いし、
じっくり見るには、狭いし、ゆっくりはできない。
周りの森ビルや新国立美術館と比べるとやはり見劣りがする。

作品はあまり好みのは少なかったが、
尾形光琳の秋草図屏風と狩野探幽の桐鳳凰図屏風がよかった。
保存状態も良く、この二つだけでも、行く価値はあると思う。



結構前になるが、東京都美術館のオルセー美術館展に行って来た。
そこまで興味は無かったんだけど、近くに行ったついでに。

オルセーと言えば、
モネ、ドガ、ピサロ、シスレー、ルノワール、セザンヌ、スーラ、ゴッホなど
印象派の面々がそろっている。
基本的にはそこまで好きではなくて、
モネのルーアン大聖堂やスーラのポール・タン・ベッサンの外港が好きなくらいで。

でも、オルセー美術館はすごく好きで、
写真は学部生の時に行った写真なんだけど、
これがかつて駅で、なおかつ豊かに
現在まで残ってるってることが素晴らしいと思う。

できれば、後世にそんな駅(空間)を残せれば本望ですが...




この前ギャラ間でアトリエワン展に行って来ました。
以前のポストバブルシティからそんなに経ってないのに、
さすがです。
もっと、内藤さんとか、五十嵐さんとか、いくらでもいると思うんだが...

展示は気合入ってた。
1/50模型が20弱くらいあったかな。
学生が大変だなぁ~って感じです。
でもやはり作ってるのはいいし、
カリスマ性は強い。

ガエハウスとか、黒犬荘とかは
面白くて、豊かだと思うし。

今後、アトリエワンが公共建築で、
どんな物を作っていくかは楽しみです。
ノマディック美術館

ノマディック美術館でのコルベール。
はまり過ぎ...
森美術館の時は演出としては合っていたが、
今回は、このための空間として設えられていると思うくらい。
作品が空間の一部で、空間が作品の一つになっている。

紙とコンテナだけで、
こんなに聖的な空間になるとは...

坂茂は、あんな顔してるのに
紙で建築作ったり、
wall less house , picture window house など
綺麗なシームレスな空間を作っているのが驚きだ。

銀座のスウォッチのビルもできたし、今度行こう。







京都にいた時はよく行ってたビル。
いけてない外観のわりには、
入ってるテナントも良く、
インテリアもいいし、そして意外と階段が好き。

そこのちっちゃなギャラリーで、このひとの絵が飾ってあった。
やられた...って感じがした。
なんだろう?切なく、強く、でも弱く、みたいな。

欲しかったが、もう売れていた。残念...

平田五郎

T工務店の東京本店に行って来た。
思っていたよりでかく、
内部もすっきりときれいな作りで、さすが大企業って感じがした。

この作品は、カヌーでアラスカを周りながら、作品を創ったらしい。
神話になぞられて、撮られた写真たち。
わからないが神々しく感じた。

もう一つ、パラフィン(ろう)で作った入れ子状ボックス。
人がやっと入れるような狭さの中で
自分の内面と対自するらしい。

そんなことはどうでもいいが、
光を透過・拡散するパラフィンの空間は、
透明のコンクリートのようで、
もしくは、霧を固めたようで、美しかった。


平田五郎3












写真はloopの写真だが、雪月花に行ってきた。
なかなか機会が無くて、今まで行った事が無かった。

路地のような洞窟の進んでうちに、
仲間内、友達、カップル、パーティ用など様々な部屋に出会う。

僕たちは一番奥の雪で飲んでいたが、
あの時間で広い個室で飲めるのは貴重で、
非常にまったりできた。

思ったのだが、なんとなく辻村さんのお店は、強さと儚さを感じる。
商業店舗だとそういう場合、ノマド的で消費される感が否めないのだが、
そこには、散ってもいい潔さと散ってしまう儚さがある。

京都で、日本らしさを出そうとすると、すこし下品になる。
それは時間の強さには勝てないからではなかろうか。
それでも彼は新たな価値を作りだしている。
すばらしい日本の作り手であると思う。










賀茂御祖神社 糺ノ森  世界遺産


朝一の糺の森歩く。
静けさと緑に包まれる。
朝露で様々に乱れ輝き、
重なる緑がグラデーションを奏でる。
これほど秀逸な参道は他にはあるまい。

かなり癒された。
やはり、着いてすぐ向かって正解だった。




円通寺

今更やっと行ってきた。

日本一有名な借景式庭園。
朝霧を纏った比叡山は、
木々と柱によって強調され、
雄大で、深遠な美しさを顕す。

しかし、この風景が壊されてしまうかもしれない。
何百年も先達が守って来たものを
私たちはなぜ守ることができないのだろう…




賀茂別雷神社  世界遺産
本殿 権殿    国宝

本殿と権殿の特別拝観がやっていたので行って来た。

三間社流造檜皮葺で、
式年遷宮のため二つはほぼ同形同型。

しかし、全然近くまで見に行けないし…詐欺。




曼殊院 八窓軒

これも行きたくて、やっと行って来た。

雁行する広縁から見る庭は
静的で美しい。
狩野探幽の襖絵もある。

八窓軒は、痺れた。
8つの窓、異なる光が導かれ、
淡い緑を映し出す。
様々な材料が使われていながら、
纏まった落ちついた空間。

金地院の八窓席より好み。
次は、孤蓬庵忘筌に行きたいが…




詩仙堂

やはりここもいい。
人が多かったのは残念だけど。

以前は広縁から直接庭に降りれて、
あの感じが好きだったのになぁ~






とうとう見ることができた。
動植綵絵30幅+釈迦三尊像3幅。
さらに鹿苑寺大書院障壁画も。

魂が揺さぶられた。
時にどうしようも避けられない衝動を受けるときがある。
人であったり、音であったり、空間であったりと。
若冲もまた、そういう類いのモノだ。

以前、サンピエトロ寺院でみたミケランジェロのピエタ。
それ以来のものであると言える。

天才とは、広範囲に長い時間、多くの人々に、
積極的な価値感情を植えつけ続ける人だ。
と誰かが言っていたが、その通りである。

若冲の絵は、
色であり、生であり、虚である。

あえて言うならば、狩野山楽と草間弥生と円山応挙を
足して、割らずに圧縮した感じとでも言おうか。
そこには、一つの美の境地があるといっても
決して過言ではない。

願わくばこの33幅の空間と
一人で対峙してみたいものだ。