こんばんは、今日も来てくれてありがとうございます。
高齢者の多くが何かしら後悔していることがあるって
あなたも聞いたことはありませんか？
その話を聞かされると、決まって
「年をとってから後悔しないように
今、やりたい事ややるべきことは、後回しせずにやろう」
みたいなことを言われませんか？
年をとってから後悔しないためにって言葉！
私はちょっと違和感があるのです。
高齢になって後悔を感じるのは
自分の人生をちゃんと向き合ったからであって
必ずしも、後悔するような生き方をしてきたからではないと
私は思います。
どんな生き方をしてきたって、
後から振り返ったら後悔しちゃうことって
誰にでも一つや二つはあるはず・・・
人間だもの、全て完璧に満足いっぱいで生きていくことなんて
たぶん・・・無理だと思います。
人生の中には、失敗があったり、タイミングを外しちゃうことがあったり
悪気はないのに人を傷つけちゃったり
うっかりミスが多ごとになっちゃうとか
誰にでもありますよね！
後から考えれば、あの時あそこへ行けば良かったのに
あの一言を言えば良かったのに
あそこで思い切っていたら・・・なんて
若い時には何が正解かなんてわからないから
その時には良いと思った選択が
年月を経ることで間違っていたと感じたり
自分の成長と共に、違った選択肢の存在に気づいたりして
高齢になってからの後悔に繋がったりするのですよね！
もう過ぎてしまったことなのだから、考えないようにすれば
どんなことをしてきたとしても、後悔することはありません。
都合の悪いことは思い出そうとしなければ
過去の出来事で後悔することはありません。
でも、自分のこれまでの人生を振り返って
その一つ一つに真摯に向き合っていくなら
やはり、後悔の一つや二つは感じることがあるでしょう。
だからね！
高齢者が後悔していることがあったって
それを哀れに思うことはないし、
そうならないようにしようなんて
思うことないと私は思います。
良いこともあれば悪いこともあった
そのすべてが自分の人生で、
そのすべてを経験したから今の自分があるのです。
その人の人生を否定しないのなら
高齢者の後悔の話も、一つの経験談として
良い悪いを判断せずに、聞いてあげればよいのだと思います。
私たちの今の生き方としても
高齢になった時に後悔しないためにとか
死ぬ間際に後悔しないためになんて
考えなくて良いと思います。
今の自分が、正しいと思うことをすれば良いし
逃げることも怠けることも
自分がそれで良いと思って選択したなら
それで良いと思います。
私たちが今直面している人生の選択は
多くはどれが正解かなんてわからないのですから
間違っても自分の責任なんだと思えるなら
どんな選択をした生き方をしても良いと思います。
私がそう思うのは、
私の両親や旦那様の両親を亡くなった時に
絶対に悔いを残さない接し方をしようと
一生懸命頑張ったんです。
四回、一生懸命考えて
自分で出来る限りのことをしてきたけれど
後悔が残らなかったことは
一度もありませんでした。
どんなに後悔しないようにがんばっても
１００％後悔を無くすなんて
たぶん無理だと思います。
後悔しないことを意識するより
今が最善だと思った方が
後悔は少なかったのではないかと
今は思っています。
だから、今を大切に生きるのは良いことですが、
後悔しないようにというのは
私はおすすめしません。
今の自分が最善だと思える生き方をすれば
それで良いのだと思います。
後で後悔が残っても
その時はそれば最善だったのだから
仕方ないと思えますよね！
最善を意識しないで生きていくと
それこそ後を引く後悔を残してしまうかもしれません。
日々をどう過ごすかは自分次第
自分が少しでも幸せに行きたいなら
自分を幸せにすることを考えていきましょう。
もしも身近なところで、
後悔の念に囚われて悲しんでいるご高齢者がいたら
気持ちに寄り添うように話を聞いてあげてくださいね！
誰にでも後悔はあっても
後悔に対する向き合い方も人それぞれなので
後悔から生まれた心の傷に、苦しむ人はいるでしょう。
後悔は少なからず心の痛みを伴います。
もしもその痛みから苦しんでいる人がいたら
労りと思いやりで癒してあげてください。
高齢者の生き方や言葉を
教訓にするのは良いことだと思います。
もしもあなたも、高齢者のお話を聞く機会がありましたら、
楽しい時間を旧友しながら
いろいろなお話を聞かせてもらってくださいね(*^_^*)
