こんにちは。森 はるえです。
いま、仕事でとある制作のために、
沖縄の地図を手描きしています。
“手描き”という仕事なので、
パソコンやスキャンを使って
ちゃっちゃっと進めることができず、
なおかつ、やり直しもできない工程なので
ものすごく神経を尖らせてます。
地図を描くのは案外難しくて、
まず薄い紙の下に、見本となる地図を置いて
なぞり書きをします。
それを、スケッチブックの上に、
カーボン紙をひいて、地図を清書。
アナログな方法でやっていると、
必然的に地図をじっと見る時間が増えるわけで
そうすると「あれ、沖縄の地形って、こんな風になってるんだ」なんて
ふだんは気づかないことに、目がいったりします。
「車で走る道を、自分の足で歩いてみると見える風景が違う」
という話を耳にしたことがありますが、
物を創る、仕事を進めるという“道”においても
速度を落とすと、見える風景が違うものだなと感じます。
自分の進む速度に疲れた時は、
あえてゆっくり進んでみるのも良いのかもしれませんね。
なんて絵を描きながら思ったりしました。