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第1回「おがさわら乃會」を終えて
「翁」由祠 他写真は全て新宮夕海様撮影
この度は皆さまのお蔭で何とか会を終える事が出来ました事、
「大導師」敞彩(小笠原彩乃)
まだまだ、未完成の作品では御座いますが、
「呪師」弘晃
是非とも、
乱舞「万歳楽」弘晃・由祠・晶人・泉
新作狂言「新猿楽記」由祠・弘晃
楽師・稲葉明徳師
彌榮 !!
古代の太鼓が完成しました!!
記紀神話にある太鼓の起源は、御神酒を醸した器に皮を張り叩いたと記されており、
今回、新作狂言「新猿楽記」では、この太鼓が登場します。
薬品を一切使用せず、古代の製法で素晴らしい太鼓皮を加工される久保木敏行さんを「おがさわら乃會」監修・大倉源次郎師よりご紹介頂き、ご無理を申してご協力頂きました。
成田市「鼓久」工房にて
天宇受売は桶を逆さまにした上に乗り神懸かりしました。
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笑う門には福来たる
豊かに笑って暑気払いしましょう!
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彌榮 ‼︎
今回「呪師・猿楽」にて呪師がつける仮面は『黒い翁』・『能面以前』の著者であり、中世民間仮面研究者であった故乾武俊氏が所有していた鎌倉時代の田楽面です。呪師猿楽で仮面を使用していたかどうかは謎ですが、乾武俊監修「延年の舞・黒い媼」で使用した思い出深い面を使用致します。
また僧侶・小笠原敞彩が、四智讃で仏の四智(大円鏡智・平等性智・妙観察智・成所作智)を唱え、四方結にて魔障を入れない為に結界し、仏法最強守護神の来臨・神託を祈り四天王を勧請致し、場を祓い清めます。
ハラワタガヨギレマス !!
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彌榮 ‼︎
今回の「呪師・猿楽」万歳楽では上鴨川住吉神社祭礼にて現在も使用されている鎌倉時代の面を、許可を頂き、うつしました。
本面は切り顎では無く、黒い嘘吹き型(口吻をつぼめた、所謂ヒョットコ風)で、下顎から斜め上に向かってゆがんだ形で口吻を突出しています。
西浦田楽の三番叟面や吉良川御田八幡の三番神面など、民俗仮面にはゆがんだ相貌の黒い嘘吹き面が多く、折口信夫や乾武俊は「うそふき面」が、来訪神に対して、土地古来の精霊がもどく表出であり、黒い翁面の古態であると述べています。
黒い「うそふき面」を元に、肉色翁が、白式尉と黒式尉に分化したのかもしれません。
今回、万歳楽が三番叟の源流だと考え、本面を使用致します。
平安時代から鎌倉時代の「猿楽」さいこう ‼︎
ハラワタガヨギレル程笑って 暑気払い !!
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彌榮 ‼︎
この御酒を 醸みけむ人は その鼓 臼に立てて 歌ひつつ 醸みけれかも 舞ひつつ 醸みけれかも この御酒の 御酒の あやに転楽し ささ
これは古事記にある太鼓起源を想起させる応神天皇成年式儀礼の酒
“サカホカヒ”とは酒をホカヒ(神に乞う事)する、
ホカヒは人→神である筈が、
「その鼓を臼に仕立てて醸したからでせうか、(
鼓と臼とは形状が似ていますが、鼓には皮が張ってあります。
実は応神天皇の名はホムタ(鞆)で、
皮を張ったものが応神天皇と同類として意識され、
今回、新作狂言「新猿楽記」猿楽雑芸の一つ「千秋万歳ガ酒禱」
監修・大倉源次郎師ご提案にて、
彌榮 !!
今は残念ながら途絶えてしまった古戸田楽の面を間近に見た時、私は一氣に中世へタイムトラベルしました。
以来、忘れる事が出来ず、遂にはこの様なおきな面を打つに至りました。
何度もこの面で「三番叟」を勤めておりますが、今回「おがさわら乃會」では翁として出現致します。
また今回、呪師導師役を勤める娘・敞彩をモデルとして打ちました面 ↓
(彼女が小学校の時分)
「彩乃乙」も翁に登場致します。
(現在の翁には絶対にあり得ない事なんですが...)
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「三番叟」に源流ついても文献は少なく、謎が多いのですが、私は「万歳楽」という芸能から発生したのでは無いかと考えております。
写真は上鴨川住吉神社祭礼舞「万歳楽」
現在の能楽「翁」も最後に「千秋萬歳の。歓びの舞なれば。一舞まはう萬歳楽」と謡い終わり、その後に「三番叟」が登場します。
写真は上鴨川住吉神社所蔵。鎌倉期に作られた文化財指定「万歳楽」面
翁舞が執り行われる斎庭で大喜多宮司様とのきねん撮影
と言う訳で、只今「万歳楽」面を神がかり状態で打ち込んでおります。
どのような面になるか私にもわかりません
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毛越寺延年の舞は八百年の昔より伝承されており「田楽躍」「路舞」「祝詞」「老女」「若女」「児舞」 「勅使舞」の順で進行されます。
寺院の法会のあとに余興として演ぜられた芸能の総称。延年とは文字通り,〈齢を延ぶる〉ということ
近世まで「延年の能」も残されていましたが、現在「留鳥」だけが復興されました。
若女と禰宜
老女の舞
本尊は宝冠阿弥陀如来。
常行堂
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「西浦田楽」の起源は養老3(719)年にまでさかのぼります。その年、行基菩薩がこの地を訪れて聖観世音菩薩像(身長4尺余り)と数個の仮面を作って奉納したことに始まるといわれています。
「西浦田楽」は、旧正月の18日、月の出から日の出にかけて所能にある西浦観音堂で行われます。
「西浦田楽」は、まさに神仏と自然と人間の壮大な葛藤を現代に伝える一大ページェントです。
田楽のすべての舞が終わると、最後にしずめといわれる儀式があり、観音堂の庭に集まってきたすべての神々を送って、夜を徹した祭りは終わります。
チケットのお申し込みは
こちらより!
『猿楽囃子』誕生‼︎
会場で一緒に唄いましょう‼︎