水星という惑星は

英語でマーキュリー


これは

ローマ神話のメルクリウスという神様のお名前

そしてメルクリウス=ヘルメス(ギリシャ神話)とされる


旅の守り神であり

商業や発明の神様であり

泥棒の神様でもある


羽のはえた靴を履いていて

とにかく足が早いので

神々の間のメッセンジャーの役割も担っている



水星は公転周期が早いので

そんなイメージにぴったり




占星術では

水星は情報と伝達を司る星


スピーディに伝わるもの

言葉やコミュニケーション

交通、ネットワーク、通信などがこの星の管轄です



天動説の時代にできたものなので

地球がまんなか

ほかの星たちが地球の周りをぐるぐる


そのため

太陽と月以外の天体は時々逆行します

今ちょうど水星逆行中


水星逆行時は

コミュニケーションの行き違いや

通信システムの障害、交通の乱れなどが起こりやすい時期とされます


スピーディな星が

ちょっと足留めくらっているような

迷子になっているような感じ



過去に忘れ物を取りに戻るような時期でもあって

失くしものがでてきたり

音信不通だった人と連絡がとれたり

懐かしい再会があったり


そんな

すっ飛ばしてきてしまったものを拾いに行くような時間でもあります



※星が影響を与えている、というより

星とわたしたち

そしてわたしたちのカラダや心の中

マクロとミクロがそれぞれシンクロしあっているような状態



🌖🌖🌖




さて、ちょっと時間があいてしまったけど

この前のこれ



「文字と言葉に頼り過ぎた現代の教育は、子供達に、自然を心で見、神の囁きを聞き、霊感に触れるというような、官能を衰退させたのではなかろうか?」



これは教育に限らずあると思ってて

それは言葉とか文字の持つ性質にある


そう、実は教育について話したいわけじゃなかった!笑





バベルの塔の一件で

ほんとにあったんかどうかは知らんけど

ヒトの言語はわかたれたとされてて


今じゃ世界各地にたくさんの言語があって

日本国内でも他国でも

方言なんかも含めるともっとふくれあがるし


同じ言語同士でも

それぞれが使う言葉のうしろに

たくさんのその人の設定、価値観

くっつけてて

下手したらひとりずつ違う言語を使ってるかもしれない

コミュニケーションのすれ違いのほとんどはこれよね



それは、言葉は本来

なにか本質のものがあって

それを表すためにつけられたラベルみたいなもんだから



きっと大昔は

人間もテレパシー的なもの

非言語情報を大いにつかってコミュニケーションを取り

風の音や雨の音、動物の鳴き声の中に精霊の声を聞いていただろう


最初はそういったものの補助的な役割として

言葉が使われはじめたんだと思う


言葉の奥には真実があり、本質があり

それらとセットで使われるものだった



だけどいつの間にか

本質が主で、言葉が従だったはずが

言葉だけがひとりあるきするようになってしまったんじゃないかと


自分の心に寸分違わずぴったりの言葉を

常に使えてる人って

今どれくらいいるんだろうね?





言葉ってほんと便利なんよ

ラベルだけでもやりとりできちゃう


なにがいいかって

スピードがあがる


本質の意味を感じるためには

感覚を使うためには

思考を黙らせて、立ち止まって

感じる必要がある


これ、思考からしたら遅くて

無駄に見えてしまうんよね



世の中のスピードがあがるにつれて

そのスピードについていくために

本質がいつの間にか置いてきぼりにされてしまったんだと思う




そして

体系化されたものや

言葉によって方向性を示されたものが形骸化していくのは


真髄を受け取るためのメモ

真髄を思い出すための道標なのに

言葉が本体のように受け継がれてしまうからではなかろうか



このあたりになると水星だけじゃなく土星も絡んでくる話かな


土星は権威やルールを司るけれど

それも根底には人の心や暮らしを守るという目的があって

そのためにふるわれる力のはずだけど

人の心にはもうそぐわないのに

ルールだけ残って受け継がれてしまうようなことが、ままあるよなぁと思う




すべてのものの土台には

心がなければならず

スカスカになってしまったものたちは

これから先どんどん崩れていってしまうから


思考と言葉だけで突っ走っているなら

すこし立ち止まって

心や感覚の動きを見つめてみてほしい


水星逆行期を

そんな風に使ってみるのもいいかもよ✨









🌖🌖🌖🌖🌖🌖🌖



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