「登校してくれて、ありがとう」は常に私の土台です | 心に凪を

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仙台市の不登校サロン「あとりえ凪」です。

あなたは、あなたであればいい。ーマザー・テレサ

新年度が始まり、

早くも3週間が過ぎようとしています。


私の周りでも、たくさんの変化がありました。

仕事でも、人が変わったり、減ったり

子どもたちのクラスも変わって

様々な環境の変化が。


フレッシュな先生と触れる機会も増え

サポートの仕事にも

また新たな立場が加わった感じです。


改めて実感したのは

「先生であることにあぐらをかいてはいけない」

ということ。


おしゃべりをしない、立ち歩かない

もっともなルールだけど

それができていないとしたら

何か原因がないだろうか?


昔の上司が職員室で

「俺の授業中に二人も寝ていたから

叩き起してやった」

と、息巻いていた事があったけど

私がもしそんな光景を目にしたら、

よっぽど自分の授業がつまらないのだなと

眠らせないためにはどうしたら良いか?

と、考えるでしょう。


おしゃべりをする隙もないほど

子どもたちを引きつけるとか

作業が終わって手持ち無沙汰な子には

次にはこれをやってみてと指示するとか

今は何をする時間なのか

(考える、相談する、書き写す…)

明確にして発問するとか

板書はなるべくサッと写せるようにして

子どもたち主体の活動に

時間を割けるようにするとか…


ちょっとした工夫ひとつで、

子どもたちの目の輝きは全然違います。


とにかく、子どもの目線に立って

どうやったら楽しんでもらえるか

来てよかったなと思ってもらえるか

ワクワクしながら学んでもらえるか

考えられたら良いなと思いますし、

少しでもお役に立てるように

やれることを頑張って行けたらと思います。


言うのは簡単でもやるのは大変。

私も、一年目からこんなことをいつも

考えていたわけではありません。


「登校してくれて、ありがとう」

「授業を受けてくれて、ありがとう」

「生きているだけで、凄いことなんだ」

そこからスタートするようになったのは、

やはり8年間、通信制で出会ってきた

素晴らしい生徒たちのお陰です。


今の相手は小学生で

また環境はガラッと変わりましたが

それても、子どもたちの優しさと成長ぶりに

感動させられ胸がいっぱいになるのは

昔と同じ。

ありがたいことです。


「技術」「知識」「経験不足」を

補って余りあるのは、やはり愛情!

子どもたちへの愛情があってこその先生業、

フレッシュな先生たちに

心からエールを送ります。


新年度の新しい環境に慣れるのは

少し時間がかかることもあるかもしれませんが

子どもたちも先生たちも保護者の方々も

充実した笑顔溢れる一年になりますように。