ほんに好いたらしいお方…。
 
キマシタワー
こんばんは、あとりえです。
 
私かれこれ高校を卒業して以来,
いわゆる同窓会と呼ばれるものには
過去1回しか参加したことがありません。
そろそろ顔を出してもいいんじゃないか、
と思っていたんですが、仕事の予定が
また数か月後ろ倒しになってしまい、
今回も行けそうにないんですよね…。
 

1.今回の話題は一

それっぽくこの話を本題に繋げようと
思ったんですが、臭くてやめました。
ということで今回は、
Rise of the Ronin
© 2024 コーエーテクモゲームス. Rise of the Ronin is a trademark of KOEI TECMO GAMES CO., LTD. Published by Sony Interactive Entertainment Inc.
についてお話していきます。
(以下、Rise of the Roninは浪人と記載)
本作もクリアから時間が空いちゃいました。
なんならトロコンまで終わっています。
かなり前に当ブログで扱ったゲーム、
ドラゴンズドグマ2と同じ発売日で、
正直発売前は浪人を買うの延期して
がっつりドグマ2やろうと思ってたんですが、
思いがけずエンディングまでサクッと到達し、
片手間に触り始めた浪人が面白かったので、
ドグマ2よりやり込んでしまいました。
浪人も期待していた作品ではありましたが、
個人的にWo Longみたいなアクション性を
期待していたため、浪人がどうしても地味に
見えてしまった上に、ドグマ2の自由度に
勝てないんじゃないかと思っていました。
ところが、浪人には自由度以上に重要な
プレイヤーが楽しめるゲーム性がありました。
本作、どこかの記事では
「見た目が素朴が故に誤解されやすい、
洗練された絶品のラーメン」
というような旨の表現がされていましたが、
私はこれ以上適切な表現ができそうに
なかったので先に紹介しておきます。
 

2.幕末を生きる者たち一

本作、まず特徴的なのは主人公かと。
ざっくり言えば幕府に壊滅させられた
藩から相棒を探すために抜け忍になった
という素性を持つ人です。
ゲーム冒頭で隠し刀と呼ばれる主人公を
2人キャラメイクし、片方が正式な
主人公として選ばされるのが物語の冒頭。
選ばれなかった方は別の役割が与えられ、
プレイヤーキャラとしては使えなくなります。
もちろん私は両方女性キャラでしたが、
女性ボイスがファイルーズあいさん
石川由依さんという豪華さでこの冒頭で
どちらを選ぶのか死ぬほど苦心しました。
まあ、後から見た目もボイスも自由に
変えることができるんですけどね。
私は示現流の叫びを両方聞きたかったので、
そこだけボイスの変更して遊んでました。
石川由依さんの猿叫び超絶かわいい。
本筋から離れましたが、
本作はそんな主人公を中心として史実に
比較的忠実な流れの幕末を描いており
特に坂本龍馬と共に行動することに。
この他にも幕末を代表する様々な人物や
事件と出会いながら主人公はプレイヤーが
作ったもう一人、片割れを探します。
私自身、あまり幕末の時代に詳しくはなく
坂本龍馬が実際何をした人なのか、とか、
吉田松陰ってなんの人?薩長同盟って?
新選組って何をするための組織なの?
とか本当に知らないことだらけでした。
一般常識的に人物の名前を知ってるくらい。
そんな私でしたが、このゲームを触って
"激動の幕末という時代の面白さ”
知ることになりました。
もちろん、本作はあくまで史実を基にした
フィクションということは念頭に置きますが、
元々日本がどんな政治を行っていたのか。
それによってどんな価値観があったのか。
開国に伴ってどんな思想が生まれたのか。
など、歴史的人物がキャラクター性を持ち
行動することによって分かりやすくなり、
断片的に頭にあった歴史的事件が時系列を
踏まえて1つの物語として理解でき、
幕末という時代の面白さを味わえました。
そんな時代の未来に生きる私としては、
佐幕派の人たちに共感することが多かった。
というのは自分としても以外でした。
ほとんど村山たかの影響ではありますが。
倒幕派がただのテ◯リストに見えてきて…。
そんな幕末を代表するキャラクター達で
好きな人物で言うと、
村山たか、篤姫、勝海舟、福沢諭吉、
楢崎龍(お龍)、渋沢栄一なんかが
気に入ってました。
勝海舟、楢崎龍のキャスト解釈一致は
マジでえぐい。伊藤静さんは特に
最近ハマっているのもあってなお。
てか、女性陣は全員に貢いでたまである。
最後の方に某氏生存ルートに派生したのが
そんなたらしムーブのおかげだったと
気付いたのはトロコン後でした。
 

3.和洋交わる剣劇アクション─

魅力的なキャラクターはもちろんのこと、
本作においてはアクションも大きな魅力
私としては発売前時点でTeam NINJAが
手がけることもあり、Wo Longのような
アクション性を期待していたんですが。
かなり違う雰囲気になっていました。
ただ根本は結構似ていて、攻撃や弾きで
相手の体勢を崩したり、スキルを使うのに
体勢の耐久を削るといった雰囲気なのは
似通っている部分だったかと思います。
しかし、本作では弾きが攻撃を伴ったり、
弾きの判定が流派の有利不利に影響される
といった仕様が本作独自の仕様かと。
Wo LongがSEKIROっぽいと言われたのに
対し、本作はそれに加えてTsushimaの
要素が加わったように思えています。
この辺の仕様に関しては、Wo Longで
化徑の判定が武器に左右されたのに対し、
すぐに切り替えられる流派の影響になった
ため、比較的好きな武器で戦えるのは
嬉しく思ったところでした。
なんかキャラメイクの時に選ばされる
砥ぎ方のオススメ武器があったんですが、
無視していいことに気付いたのが中盤…。
ただ、流派関連も少し不満があって、
好きな武器で戦えるは戦えるんですが、
流派によって使い勝手が大きく変わるので、
武器+流派で気に入っている型がないと、
武器そのものが使いにくくなります。
また、武器毎の流派数もかなり差があり
刀は10種類くらいはあるのに対して、
後半から気に入って使っていた大剣なんかは
各属性1つずつくらいで飽きやすかった印象。
ついでの不満でいわゆる弾きである石火。
剣先の軌道が残り流派でモーションが変わる
かっこいいアクションで、敵の攻撃に合わせ
発動することで弾いて敵のスタミナを減らせる。
という本作で多用するアクションなんですが、
このアクションがジャストガードじゃない、
というのが難儀なんですよね。
Wo Longの化徑の場合、追加入力で回避が
できたのでそこまで苦じゃなかったんですが、
本作の場合だと失敗即被弾で相手の連撃に
割り込むこともできないんですよね。
加えて、相手が障害物に引っかかるなどして
タイミングがずれても攻撃モーション故に
連続で発動できないので被弾するのが
結構ストレスでした。
本作が死にゲー故の難易度と言われれば
そうとも取れるんですが、Wo Longや
ソウルシリーズと違って敵が基本普通の
人間なので理不尽さに説得力がないというか…。
あと、立見流の石火が使い勝手良すぎて、
後半はほぼ立見流メインになりましたね。
なんだかんだ刀が一番強いから。
他にも「ここなんとかしてほしかった」
ってところはあるんですがこの辺に。
こんな感じでプレイに不満があったのは
否めないんですが、それを差し引いても
戦略という部分でなんとかできる部分が
多かったと思っています。
サブ武器やエンチャントをはじめとした
多様な道具で敵を倒すのは楽しかったし、
何よりスキルで奇襲から3人はまとめて
ぶった斬れるステルスキルだったり、
ミッションには徒党として2人まで
同行者を連れて挑むことができたり。
誰かをおとりにして後ろから殴る、
みたいなこともできました。
あまり好きな攻略ではありませんが…。
切断表現がある故に敵を倒すときはもちろん、
殺意の高い確殺追い打ちといったところは
爽快感がたまらなかったところ。
じゃなきゃトロコンまでできない。
 

4.総括─

和製和風アクションゲームで、
史実を元にしたストーリーを楽しめる、
というなんだかんだありそうで
あまりなかったゲーム。
想像以上にハマったのでWo Longにあった
DLCを本作でも期待したいところ。
というより、片割れ使わせてくれ
片割れの使ってた流派は使えるけど、
あの武装を自分で使ってみたい…。
また、ゲームと少し関係ないですが、
最近再アニメ化したるろうに剣心の
時代背景を知ることができたのもまた
本作が面白いと感じた点でした。
赤報隊もしっかり出てきましたしね。
浪人ではただの半グレ集団でしたが…。
私のように歴史に詳しくない人間でも、
各キャラクターの完成度が高いので、
普通のゲームとして楽しいストーリーに
なっていますし、なんなら登場人物を
調べてみると、史実への忠実っぷりに
感動して後味までいいと来ています。
ただ、1点システムが分かりにくい、
という点はあるなと思います。
トロコンした今も説明できない要素が
あったりしますが、まあトロコンが
できている時点で問題ではないでしょう。
楽しい。このゲームは、楽しかった。
 
それでは、また。