償うチャンスをくれねえか?

生きる。
こんばんは、あとりえです。

最近、スマートウォッチを買い替えまして、
今まで使ったものより高価だったこともあり
多機能でいろんな数値が見られるんですが
その中でストレスレベルというものがあります。
この数値、例えば私の場合だとゲームしてる時
興奮状態にあると数値が上がるんですが
私、外出中は跳ね上がるんですよね…。
ちょっと外でご飯食べようと出かけたら、
「ストレス負荷が高いので休んでね」
みたいな通知が来たくらいには。
ちなみに一番落ち着いてるのが職場…。
最近仕事が暇過ぎて、ストレス少ないのが
原因だと思うんですが、それにしても···。


1.今回の話題は一

特にこの雑記が本編に繋がる話ではないので、
サクッと本題に入っていきたいと思います。
気付いたら前編を書いたのが2ヵ月前で、
さすがに放置しすぎていたんですが、
龍が如く 8 桐生一馬編

©SEGA

をお話していきたいと思います。
直近で見た映画の話だとか、筆が進んだ話が
あったので優先していたら2ヵ月も…。
もちろん書きたい気持ちはあったんですが、
思い入れが強すぎて逆に腰が重くなってしまい。
クリアしてから2ヵ月以上が経過しての
投稿となってしまいました。
前回の春日一番編も書くのに1週間くらい
置いてから書き出してるんですよね。
未だうまく書ける自信はありませんが、
このクソデカ感情を書き出していきます。


2.堂島の龍、横浜にて一

今回、龍が如く8における桐生さんの話をする
都合上、どうしても中盤までのネタバレは
含まれますのでご容赦ください。

物語の序盤に大道寺一派の任務でハワイに
来ており、一番と合流することになる桐生さん。
見た目としては7外伝から一層歳相応になり、
髪型や髪色の変化が特に年齢が感じられる
ようになったと思います。

最近、この桐生さんの画像を見せて

髪切ってもらいました。
とはいえ、さすがは伝説の極道
固有ジョブの堂島の龍武器装備が必要なく、
それでいて火力は並み以上に出ました。
で、これは事前情報で出ていた話ではありますが
桐生さんは本作スタート時点で癌を患っており、
本来であればそこらのチンピラはもちろん、
ハワイの社会と殴り合ってる場合ではない。

という状態なんですよね。
何度か体調により倒れかける場面も。
そして、中盤の茜さん保護に関連した
山井との対決にしついに一番のパーティを
離脱せざるを得ない状況に。
一番を心配して駆けつけたナンパの付き添いで
日本へ帰国することになる、というところから
桐生編がスタート
することになります
舞台は前作のメインである横浜の異人町
拠点も一番が済んでいたボロ屋となります。
パーティメンバーは前作でも登場した
ナンバ、紗栄子、趙に加えて、
本作で紗栄子を並べるヒロインである
ソンヒも参加することに。
龍が如く8のメインビジュアルで8の輪に
桐生さんがいますが、その周囲にいる
人物がパーティメンバーになっていますね。
そんな桐生編のスタートですが、
序盤では主に桐生さんのいわゆる終活
みたいなエピソードからスタートします。
これまで遥をはじめ、誰かのために体を張り、
戦ってきた男が死ぬまでにやりたいことを
見つける。といった感じでナンバの助言で
エンディングノートというものを始めたり、
仲間と飲んだり歌ったりといった感じで
非常に朗らかなエピソードが続きます。
しかし、一番を陥れた多々良チャンネルが
桐生さんにも剥き、同時に怪しい動きを
見せる横浜会が桐生さんを再び戦いの
渦中へ誘っていく
、というのが桐生編の
主な流れとなっていました。


3.エンディングノートー

桐生さんが最後に戦うのは何なのか。
という話は一旦置いといて、 桐生編における
主軸のシステムについてお話していきます。
先ほども名称を出しましたが、ナンバの勧めで
桐生さんが書き始めるエンディングノート
桐生編の根幹にもなっていました。
簡単に言えば法的効力を持たない遺書で、
死ぬまでにやりたいこと、会いたい人、
誰かに向けたメッセージを残すといった
感じでいわゆるカジュアルな終活です。
桐生編のパーティメンバーもこの終活の
お手伝いで集まったという感じですし。
治療を放棄している桐生さんでしたが、
意外とやりたいことはあったみたいですが、
その内容が結構かわいいんですよね。
「それ若いときやってたよね?」みたいな
内容とかもあるのが桐生さんらしいというか。
また、システム的にエンディングノートは
サブストーリー過去作の振り返りという
側面を担っています。
サブストーリーの内容としても、
伊達さんが桐生さんをいろんな人に合わせる
といった内容が主になっているため、
総じて桐生編の寄り道は過去作の振り返り
となっていました。
これ過去作をやり込んでいるほど染みます。
まずサブストーリーですが、
"会わせる"と言っても大道寺一派から
友人知人との接触を禁止されてるため、
基本的には遠目から伊達さんが当人と
話しているのを聞く
といった感じ。
ユウヤと一輝といった面々から始まり。
概ね各ナンバリングタイトルで主要だった
人物が選抜されており、久しぶりの登場も
あったりとファンとしては嬉しい限り。
しかし、0→極で年齢の変化が見えなかった
麗奈しかり、女性陣は全員魔女ですね。
ユウヤとか結構歳を感じたんですけどね。
とはいえ、 中にはばったり桐生さんを知る
人間と出くわしてしまうことも。
この時の反応もそれぞれなんですが、
特に裏社会に通じている人たちは事情を察し、
大げさに再会を喜ばず、名前を取り戻せたら
会いに来いみたいな言外のやり取りが
あったのがまたすごくグッときました。

中には思いっきりバレることもありますが、
カタギだからいいかみたいな謎理論で
そのまま”桐生一馬”として接することも。

そんな時間を経ての再開を見られるのも
本作の大きな魅力だと思います。
しかし、人気投票でも上位入賞のあの人、
桐生さんと歳変わらないはずなんですけど、
数十年見た目変わってないですよね…。


エンディングノートのもう1つ
過去作の振り返りですが、こちらは
異人町や神室町で特定のスポットを調べると
関連した思い出を桐生さんが語ってくれる

といったもの。厳密にはサブストーリーも
同じようにエンディングノートに記録される
形になっていますが、こちらは人物だけでなく、
場所はもちろん、当時の戦いや外伝作品である
維新などについても語ってくれます。

すごい細かいサブストーリーまで対象なので、
繰り返しですが、過去作をやり込んでるほど
「こんなことあったなあ」とシミジミします。
また少し話が変わりますが、
本作でもパーティメンバーと特定のスポットで
発生する会話イベントがあるのですが、
こちらの桐生さんの話し方っていうのが
かなり新鮮なんですよね。

こう歳の離れた友人と会話する桐生さん
という画が戦い抜いてきた桐生さんの癒しに
なっているような気がして嬉しかったです。

また会話イベントはソンヒが高確率でポンコツ
するのもまたごちそうだったりします。
そもそも、桐生さんと一緒にいたくて
仕事そっちのけにしてるとかやらかしてるので。
意外とコミジュルってゆるい組織なのでは...?
 

4.最後の戦い─

終活中の桐生さんを逃がしてくれないのが
極道であり、世間であり、堂島の龍の因縁です。
日本でのんびり療養するはずだった桐生さんは
星龍会の不穏な動きに始まり、最後の戦いが
幕を開けていきます。
この戦いのことを桐生さんは
「自分がやり残したこと」と語り、
挑んでいくことになりました。
一番編しかり桐生編しかり、結構黒幕が
分かりやすい印象で決着をつけるに至る
因縁や黒幕の居場所を探るのがストーリーで
描かれているような感じでした。
最終的に一番と桐生さんはそれぞれが
それぞれの相手に決着をつけるべく
様々な人の手を借りて戦いに赴きますが、
一番の決着が着いてから桐生さんの
最終ダンジョン攻略が始まります。
龍が如く8は桐生一馬で締められる
ということですね。
この最終ダンジョンへ向かう際の桐生さんが
本当にエモくてですね。
なんだろう、龍が如く0 のエンディングに
似てるっていうのかな。
あ、桐生一馬だ。っていうアレね。
もうこれだけでこのゲームやる価値あるし、
更にはダンジョン攻略中にも特殊な戦闘があり、
これまた堂島の龍の最後にふさわしい演出。
そして何よりもラスボスに投げかけた
桐生さんの言葉こそが7外伝に続いて
ずるかった
んです。
言うなれば、龍が如く0で錦山が桐生さんに
投げた「勝手に先走んなよ」に似たもので、
「それはこっちのセリフだろ」と言いたく
なるんですが、この錦山は私たちの目線から
すれば未来にやらかすことを知っているから
「おまいう」になる
んですが、
桐生さんの場合、これまでの桐生さんの
行動や言葉の端からにじみ出ていた諦観に
対して出てくる「おまいう」
なんですよね。
この一連の言葉について私としては、
数少ない桐生一馬の人間としての成長が
現れた言葉
なんじゃないかと思っています。
龍が如くシリーズ自体、これまでの作品は
桐生一馬がいかに活躍するのか、
その男気を描いた作品だったんですが、
最後に活躍する本作で成長が描かれた、
という部分が本当に、最高だなと。
そして、 桐生一馬は本当の最後の戦いへ
1歩踏み出すことになる。

 

5.総括─

計3回に分けてお話してきた龍が如く8。
過去最大の合計文字数になったかと。
私が龍が如くに初めて触れたのが4で、
それから12年くらいになりますかね。
ちょうど社会人になりたての頃でした。
4の後は1、2のHDと3を遊んで、
0→5→6→7→極→極2という感じで
すごい変な順番で遊んでいますが、
かれこれナンバリングタイトルについては
全部遊んでいるが故に本作の思い入れは
特に強くなった気がします。
また6の時点で表舞台から姿を消す形で
一旦は幕を閉じた桐生一馬の物語を、
1作経てから改めて7 外伝と併せて
描き切ってくれたことに感謝しています。

SEGA龍が如くスタジオ、 本当にありがとう。
今年発売したばかりの龍が如く8ですが、
既に次回作への動きを見せているという
フットワークが楽しみでなりませんが、
しばらくはこの余韻に浸りたいところ。

今回作品通してテーマになっている

"ゴミ"とかも語りたかったとこですが、

それは今回割愛させてもらいます。
 

次世代の龍、春日一番の物語を
これからは楽しみにしつつ、
桐生一馬の幸せな余生を願っています。

 

それでは、また。