彼女に泣いてもらおう

 

ド畜生両親を許すな

こんばんは、あとりえです。

 

人はなぜゲームを買ってしまうのか。

新作、セール、誘われて。

理由はいろいろあるけれど、

さすがに1か月に6本は正気ではない。

もはやゲーム会社に新作作り続けて

欲しいから金払ってるとこある。

 

1.今回の話題は─

世間はモンハンですか?

それともウマ娘ですか?

私はどちらもです。

ですが、それだけではなく、

アトリエ不思議DXとか、

NieR:Replicantとか、

セールで買った仁王2に、

あとなんだっけな。

It takes two

もありました。

モンハンと全く時期を重ねて

発売され、国内だと少しコアな

ゲーム好きに認知され、

絶大な人気高評価を誇る

2人プレイ専用のアクションゲーム。

昨日友人と2人で3週間ほど

のんびり進めながら楽しんだ

本作を紹介していきます。

 

2.友人必須─

本作、4300円という低価格

遊べるゲームであり、なおかつ、

1人が購入していれば、

もう1人は無料でプレイできる

というお手頃ゲーム。

ですが、2人プレイ専用であるが故、

友人が必須という最大の難所が存在。

およそゲームは起動できても

始めることができないという

ゲーム外要素で積みかねないゲーム。

なにせ友人は購入することは

できないので、こればかりは

どうすることもできないのですね。

自分で本作を購入し、

誘うほかないのではないかと。

良かった、PS4持ってる友人がいて…。

 

3.コラボレーション!─

低価格でありながら、その内容と

ストーリーは充実しており、

お値段以上はお約束できます。

ただ少しクセがあるストーリーで、

前半は主人公である夫婦の

メイとコーディが喧嘩してばかりで、

挙句、意見が一致するのが

子供を泣かせる」という目的

おそらくほとんどのプレイヤーが

え?マジでやんの?

と驚愕した展開だと思います。

確かにこの辺はクズ親に多少なりとも

げんなりするシーンではあるかと

思うのですが、そこを除けば

自分本位だった2人が少しずつ

歩み寄っていくストーリーは

ドラマ性にあふれており、

ラストシーンは納得の感動

ただ野郎2人でプレイしてて、

それを操作させるのはやめろ。

最初こそ面倒ごとを増やしてくる

Dr.ハキムも結構愛着が出てくる。

何よりメキシカンなノリが好きでした。

ファンタスティコ!!

 

4.1つの到達点─

本作、ストーリー以上、というより

最も注目したいのはそのゲーム性

基本はアスレチック要素を多分に

含んだアクションゲームですが、

2人専用のco-opゲームという特徴を

遺憾なく発揮しているゲーム性

高評価につながっている何よりの要素。

序盤こそ分断必須のエリア内で、

それぞれの役目を果たしていきますが、

途中からはメイとコーディが

それぞれ違うアイテム能力を獲得し、

2人が全く異なる役目を担って

ゲームを進めていくことになります。

例えば、メイはトンカチの頭

コーディはクギをそれぞれが装備し、

メイは叩くことによって仕掛けを

作動させてコーディを進める。

コーディはクギを投擲することで

メイに道を作ったり仕掛けを

作動しっぱなしにさせる、

といったことでゲームを進行させる

ことになっていきます。

ステージごとに2人のアイテムや

能力は変化し、ゲーム性が変化。

アクションを要求させることもあれば、

謎解きをしなければならない面もあり、

どちらも私としては操作していて、

ちょうどよい、楽しい塩梅の難易度

となっているのが印象的。

単純なゲーム性だけでなく、

ゲームバランスも終始よかったと

感じています。

 

5.充実の世界観─

様々な要素が楽しめるのは

アクションだけではなく、

ステージごとに異なる世界観

また本作の大きな魅力でしょう。

序盤は実在する物置(?)から、

リスの超科学が繁栄する自然に、

子供部屋ではなぜか

宇宙空間のようなステージ

その様子は多種多様。

個人的には子供部屋などの

実在する場所を冒険する

ステージがちびロボっぽくて

かなり好みで楽しかったです。

ゲーム性もステージ毎に異なり、

シューティングがメインになったり、

Diabroに酷似したアクションゲーム

になったり、謎解きメインだったり、

アスレチックなアクションがメイン

だったり、ゲーム性が本当に

表情よく変わっていきます

プレイ時間にして10時間

余裕で超えるほどの内容の中で

飽きがなく、かといって物足りなさも

感じることのない絶妙なバランスで、

クリアするまでずっと"楽しい"

続くゲームとなっていました。

ネタが分かっているため、

1回目ほど楽しめるわけではないかも

しれませんが、プレイするキャラを

入れ替えればもう1度本作をまた

別の体験として遊ぶことが可能かと。

 

6.ゲームが進まなくなる─

ゲームをプレイしていると、たまに

本編そっちのけでミニゲームに熱中

してしまうことがあるかと思います。

本作ではそういった小ネタも充実。

そのままミニゲームとして対戦形式で

綱引きをしたり的当てしたり、

時にはそれぞれのアイテムや

能力を駆使した非対称ゲーム

したり、全部で15個のゲームが登場。

すべて見つけて遊んでみましたが、

これがまた1つ1つ完成度が高く、

小さなアソビ大全みたいでした。

また、対戦形式だけでなく、

ステージギミックも豊富に存在し、

走っているおもちゃの汽車に

乗り込んで景色を楽しんだり、

凍った湖でスケートを楽しんだり、

お絵描きしたり演奏したり。

例:演奏できるステージ(ギターやドラムなど)

とにかく芸の細かいギミックが

多数点在しているマップがあり、

探索するために本編そっちのけで

遊んでしまい、ゲームが進みません

また、そういった部分に

トロフィーが潜んでいるので、

本作のやり込みは寄り道にこそある

のだと言っても過言ではない、

と思っています。

とにかく、遊べそうなマップは

くまなく探索して遊びつくして、

それから本編を進めましょう。

 

7.総括─

今までで一番語る要素の多くなった

ゲームでしたが、このほかにも

トロフィーの「三角形のフォース

に由来する他作品のパロディーなど

まだまだ語りたい点はあるのです。

その辺はあまりに細々しているので

省きますが、注目してほしいポイント。

ゲーム好きなら「これ見たことある

がたくさん見つけられるかと。

音速のハリネズミで見たことある。

加えて任天堂によく見られる

コンセプトを重要視した設計に、

ストーリー上の演出には

ディズニー、特にピクサー系を

彷彿とさせるものが多いほか、

ラストシーンの分割画面で

遊んできたからこその演出には

想像しえなかった感動がありました。

様々な形態の作品にある、

あらゆる要素が1つに詰まったゲーム、

それがこの

It takes two

というゲーム。

ある意味で

アクションゲームという

ジャンルの到達点

なのでは、とまで考えています。

海外のゲーム記事では

このゲームが面白くなかったら

1000ドルあげるよ

とまで言われていますが、

決して誇張表現ではなく、

そこまでも推せるゲームです。

いや、私は払わんけどな。

何度も言いますが、4300円という

価格でここまでのボリュームと

クオリティ、多芸な小ネタ満載な

ゲームは類を見ないレベル。

遊べる環境のある方にはぜひ、

YouTubeのデモ映像を友人等に

送りつけて誘ってみましょう。

損はさせません。

 

それでは、また。