「闇を切り裂く””になれ!」

 

こんばんわ、あとりえです。

 

昨今、一目見て全く読めない名前ってのは

よく見るんですが、未だ読めない苗字ってのも

結構あるもんです。

散々アニメの中で名前が呼ばれているものの、

いざ漢字で書かれているのを見ると

どのキャラを差しているのか分からず、

キャストから判別したりします。

「石動」とかほんと、読めない。

 

っていう体験をしたのもつい最近、

BLACKFOXを視聴中のこと。

約1年ほど前にAnimeJapanで知り、

気になっていた作品だったんですが、

なにせ上映劇場が少ないのと、県内の

劇場がすごい面倒な場所だったので

諦めていました。

ちなみに公開は2019年10月でした。

なぜ今この作品なのかといえば、

最近dアニメストアでレンタル配信

開始となり、自宅でも視聴が可能に。

ということで早速見てみました。

 

ここで紹介してるので、言うまでも

ありませんが、

めちゃくちゃ面白かったです。

たまんないよね、こういう作品。

王道で、「こういうのが好きでしょ?

っていうの詰めこんで形にするの。

 

制作はStudio 3Hzです。

GGOプリンセスプリンシパル

最近ではライフル・イズ・ビューティフル

などを制作しています。

改めて制作したアニメを見てみると

私が好きな作品多いですね。

プリプリに関してはBD集めましたし。

どの作品もアクションが爽快で

ワクワクするんですよね。

そして、よく私が気にする脚本ですが、

ハヤシナオキさんが担当しています。

RELEASE THE SPYCEが記憶に新しい

ですね。というかこの作品、

このリリスパを否応なしに意識させます。

 

物語について少しお話しましょう。

主人公、石動律花は代々続く忍の家系の祖父

最先端技術を開発する科学者の父

親に持つ女の子。冒頭は祖父との鬼ごっこから

始まるのですが、もうね、掴みがばっちりすぎる。

緊張感のある逃走シーン駆け引きの感じられる

戦闘シーン。これだけでもう満足感すごい。

と、見所はもちろんそれだけじゃないですよ。

 

簡単に言ってしまえば本作は復讐劇

律花は自分の誕生日に祖父と父を殺されてしまう

結構凄惨なスタートとなります。

祖父の形見である狐の面と父が残した

アニマルドローンと共に半年の時間を経て

家族を殺した仇の居場所を突き止めるわけですが、

そこでとある少女と出会います。

ミアというか少女なのですが、とにかくかわいい。

かわいいのですが、ちょっと秘密があって…。

というのが冒頭。でもここまで見ただけでも

結構なボリューム感があります。

 

1時間半の作品ですがTVアニメ4話分の

ような構成となっており、説明したのが

大体2話分くらいになります。

で、残りの2話分がまた熱いんですよ…。

正直、使い古されていると言っても過言では

ない、「強さ」とか「優しさ」といったものを

題材にした石動律花、もといリリィの

成長が語られていくわけですが、

王道中の王道ストーリーなんですよね。

だがそれがいい。

王道とは王道が故に王道

だから面白い。

先述した通り1時間半という時間の中で

テンポよく、かといって飛ばすことなく、

展開されていくストーリーは洗練されていて、

エンターテイメントとして完成されている。

そんな作品がこのBLACKFOXなのでは、

と私は感じています。

 

世界観としてはなんとなく海外を意識している、

そんな気がしています。

主人公の住む家はザ・日本家屋なのですが、

街の雰囲気は海外、特にアメリカをイメージ

させるもの。個人的な感覚ではありますが。

現に律花と父・アレンとのSNSでのやり取りは

英語となっていました。OPおよびEDの

スタッフロールも英語の表記ですから。

これには結構びっくり。

また、登場人物も律花と祖父・兵衛以外は

デザイン的にも名前的にも日本人では

ないかと思います。

要は海外向けに「日本のこういうのが

好きなんでしょ」っていうのを押し出した

作品という印象を受けたのです。

アニメ市場、最近は海外も意識しないと

いけないみたいですしね。やらしい話ですが。

主人公の家系は忍というのもそういった

ところから来ている気がします。

同じような作品体系にメタルギアソリッドが

それにあたる気がします。

あの作品もサイボーグ忍者といった

日本特有のものと現代科学の合わせ技

みたいな設定がありますよね。

それが故、「メタルギアの世界観で

キルラキルをやっている」といった印象を

受けました。ほら、みんなどっちも好きでしょ?

 

本作、オリジナルの劇場アニメとなっていますが、

続編を匂わせる締め方をしています。

まだラスボスとの決着がついていませんし、

最後の最後に伏線が回収され、謎が明らかに

なるとともに、それが故にまた物語が

展開されていきそうな雰囲気となっていました。

ぜひとも、ぜひとも続編を制作してほしい!

そのためにもちろん私、微力ながら本作の

円盤が発売された暁には購入いたしますよ!!

続編を匂わせながらも未だに情報のない

ポッピンQなんて作品もあったり…。

楽しみにしてるんですよ?

前に何やらクラウドファンディングの動きが

あったような気がしていますが。

話は戻して、本作、BLACKFOX

王道ヒロイックアクションマジで最高(語彙力)

この作品、随一の推し作品として当分は

広げられたらと思っています。

公開は3か月も前ですが…。

最近は数百円で公開間もない劇場作品を

視聴できるいい時代。

ついでにdアニも広めてやるぞ…。

 

というわけで、なんと2020年最初の

劇場アニメは自宅で鑑賞という

時代を感じさせるスタートとなりましたが、

今年もこんな感じでいろんな作品を

紹介してまいりますよ!

 

それでは、また。