3月も終わりに近づき、いよいよ初個展まで残すところ後1ヶ月半となりました。
昨年11月に行なわれた「第4回 創作表現者展」で、ドラードギャラリー賞を受賞、そのプレゼントとして「招待展」をさせて頂けることとなり、細々ながら準備を進めています^^
最初で最後の初個展。
色々と思うところも多いです。
準備のはじめとして、ご案内のハガキ。
デザイン案は浮かんだものの、それを実現させるかどうしようか悩んだデザインでもあります。
◆ご案内ハガキ
…悩んだ理由は「自分が材料」だからです^^;
「自分材料」って、けっこう難しいと思うのです。
例えば自画像。
家族といるとき、友人といるとき、仕事をしているとき、、、などなど、シチュエーションによってもその人の見え方、また表情などはだいぶ違ってきます。
写真でさえ写り方ひとつで同一人物に見えなかったり、見る人によっても様々。
そこに、自分を材料にするという面白みと難しさがあると感じました。
ただ、それには恥ずかしさや、
「自意識過剰に観られるのではないか?」などといった戸惑いもあり、また、自分の写真などは、恥ずかしがるのがセオリー、、、みたいな風潮ありますよね^^;
人によっては、
「自分が作ったもの、描いたものを、堂々とネットなどに載せる神経が分からない」などと言う人もいます。
でも、ふと考えました。
「自分の表現の仕方は人それぞれ」だなと。
個性を出したくて、髪型にこだわる人もいる。
メイクにこだわる人もいる。服装にこだわる人もいる。
自分の得意な分野で、自分を表現するんです。
数学が得意な人は、数学的な考え方で人生を切り開くかもしれない。
ダンスや演技では舞台やカメラの前でその身ひとつで表現し、
絵を描く人は、絵で世の中と関わります。
中立の立場が得意な人はそこに自分の居場所を見いだしたり、なにも「出す」「表す」ばかりが表現ではない訳です。
わたしは……。
わたしとして進もうと思いました。
自分の写真を使うことをためらうのと、
自分の絵を出すことを恥ずかしがるのと、、、
この両者、私の中では大きな違いがなかったんです。
このハガキをデザインしている間、自分の写真も絵も、脳内にあるデザインを具現化するためのただの「材料」でしかなかったんです。
自分に対して、変なプレッシャーを与えようと思った訳でもなく、
大きな覚悟を決め込んだ訳でもありません。
個展までに私がつくる全て、浮かんだもの全てに対して
無駄なフィルターや作り込みはせず、なるべくそのまま形にして行ってみよう……。
そんなふうな、ゆるい覚悟(笑)
がんばることは、ニュートラルでいる…ということを心がけること^^
*
絵を描く人であり、デザインをする人であり、ものづくりをする人であり、、、。
様々な自分の側面が、上で書いたような発想にたどり着いたのかもしれません。
何はともあれ、色々書いても時間は進みます^^
★Mikiji初個展「みきじ十色」
2015/5月15日(金)~19日(火)
12:00~20:00(最終日は18時まで)
ドラードギャラリー
〒162-0041 東京都 新宿区早稲田鶴巻町517-103
どうぞ宜しくお願いいたします!
Mikiji