ザシキワラシ(座敷童子)は、座敷または蔵に住む妖怪。

家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。

悪戯好きで、小さな足跡を灰やさらし粉の上に残し、夜中に糸車を回す音を立てるともいわれ、奥座敷で御神楽のような音を立てて遊ぶことがある。

また家人が一人で縫い物をしていたとき、隣の部屋で紙ががさがさする音や、鼻を鳴らす音がするので、板戸を空けると誰もいないなどの話が伝わっている。

夜になると客人の布団の上にまたがったり枕を返したり、悪戯をして眠らせまいとするが、押さえようとしても力が強くて歯が立たないともいう。

子供と一緒に遊んだりもする。