今日は、午前中の仕事を終えて、
宇治へ行きました。
ずっと中止が続いていた観光ガイドのための
下見に平等院へ。
久しぶりにやって来ましたが、
暑さもあり、人は少なめです。
平等院は、世界文化遺産に登録されています。
1052年に藤原頼通によって、
父道長の別荘を寺院として創建されました。
末法思想の頃、極楽浄土を表したとされる鳳凰堂。
今は中に入るには人数制限があるので、
決まった時間のチケットが必要です。
私は、タイミングよく、
少し待っただけで入ることができました。
堂内の写真撮影は禁止です。
貴重な阿弥陀如来坐像は、
何度見ても素晴らしいです。
そして、修復や復元、模写などで残された、
壁面の絵や装飾は、
当時は極彩色で施されていたことは、有名ですね。
本からの写真ですが、
赤と青を基調とした、繧繝彩色は、
顔料と染料を使うことで、
立体的な表現に仕上げられたのです。
平安時代の美の世界を想像するだけで、
ワクワクします。
また、御本尊阿弥陀如来坐像はもちろんですが、
壁面の雲中供養菩薩像のお顔が、
本当に穏やかなのです。
宝物館の中で、じーっと見つめてしまいました。
今度の観光ガイドではきっと、
色彩のお話が多くなりそうです。