スペイン滞在2日目にランチとディナーで会食 | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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1月24日(水)。別に時差ボケというわけではないが、日本への連絡が山ほどあるので2日続けて4時起床。(笑)

 

マドリードのホテルのネット環境が悪くてなかなか進まなかったが、9時にはホテルを出た。すぐにやることが二つあったのだ。AVEのチケット購入と、4年前にヘレスで買ったスマホのSIMカード購入だ。

 

アトーチャ駅に行くため、1号線の「グラン・ヴィア」までゆっくり歩いて地下鉄に乗る。私が杖を持っていたため、混んでいたのにすぐに席を譲ってもらえた。感謝。

 

アトーチャ駅は行くたびにチケットの買い方が変わるので頭を抱える。今回は通常のチケット売り場で番号札を引いて待っていたら、「セビージャ行きはそこの大きな柱のところを左に曲がって、まっすぐ進んで右に曲がったところになりました」と言われた。

 

スペイン人も迷って、「ホントにここでいいの?」と私に聞くくらいだった。全然チケット売り場に見えない窓口だったので――。(笑)

 

でも窓口の女性が親切で、17時7分発のAVEにしようとしたら、「16時半がお勧めよ。15ユーロも安くなるから」と言われた。もちろん安い方にした。(笑)

 

次が朝食。アトーチャ駅のカフェで、クロワッサンとカフェ・コン・レチェの朝食をとった。

 

朝食後は、SIMカードだ。ヘレスやセビージャのように小さな携帯屋さんが見つからなかったので、「エル・コルテ・イングレス」の携帯電話売り場で購入した。これで、ようやく新しい電話番号をゲットできた。つまり、スペインでは携帯電話3個持ちの私になった。(笑)

 

11時にホテルに戻ると、たくさんのメールやメッセージが来ていた。接続がすぐに切れるため、かなり苦労しながらそれらに返事をしているうちに12時近くなったので、あわててチェックアウト。12時にホテルのロビーで、CICHA(Circulo Hispanoamericano、日本在住のスペイン語圏のVIPの女性たちのための文化サークル)の元会長のガビーさんと待ち合わせをしていたのだ。

 

ガビーさんは2022年の私の出版記念フラメンコ公演『アンダルシア夢ututu~南に着くと、そこにはフラメンコがあった~』にも、公演後に行われた出版記念パーティーにも来てくださったのだ。こちらはその時の写真。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、彼女はこの時の公演を絶賛してくださり、いまだに忘れ難いと言ってくださる。たしかに、凄いアーティストばかりに出演していただいた思い出深い公演だった。あらためて下記のみなさまにお礼を申し上げます。ありがとうございました!

 

●『アンダルシア夢ututu』出版記念フラメンコ公演&パーティー

●日程:2022年11月12日(土)17時

●場所:市ヶ谷「インスティトゥト・セルバンテス東京」アウディトリオ及びレストラン

●出演: 踊り―野村眞里子、鈴木敬子、永田健、小谷野宏司、出水宏輝(Farolito)、伊藤笑苗/歌―川島桂子、小松美保/ギター―徳永兄弟(徳永健太郎・徳永康次郎)、大山勇実、北岸麻生/朗読―野村喜和夫

 

ガビーさんは、長いことアルゼンチンと日本で暮らしていらして、つい先月スペインに帰国されたばかりだ。そして、まだ日本から送った荷物も届いていないそうだ。

 

ガビーさんは私が忙しいだろうと気遣ってくださり、ロケーションがよくて簡単に食べられるところを選んでくださった。つまり、さっきSIMカードを買ったカジャオの「エル・コルテ・イングレス」8階のフードコート。マドリードっ子にも人気の場所だという。

 

 

 

 

 

 

まず、もっとも見晴らしがいい席を選び、その後ピンチョスがおいしいというお店で、いくつか選んだ。冷たいピンチョス2つ(カニ、ハモン&ケソ)、温かいピンチョス2つ(イカ、タコ)、そしてビール! デザートはアイスクリーム入りのマカロンとエスプレッソ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マドリードが一望できる素晴らしい席でのピンチョスランチ、最高でした! ここにまだいらしたことのない方、お勧めですよ。

 

ガビーさん、おいしいピンチョスと楽しいお話をありがとうございました。そして、ごちそうさまでした! 次回マドリードに来る際は、すべての荷物が届いていることでしょうから、ぜひご自宅にも遊びに行かせてくださいね。

 

ランチの後は、グラン・ヴィア周辺でネット環境のよいところを探し、少しばかりパソコン仕事をやってからアトーチャ駅へ向かった。結局、RENFEのサービスセンターには人がいなくて何のサポートも受けられなかったが、スペイン人は困っている女性・老人・怪我人にはやさしいため、次々に私の荷物を運んだり、AVEの荷物棚に上げるのを手伝ってくださった。みなさん、本当にありがとう!

 

AVEは少し遅れて19時20分頃到着。すると、何と駅にセビージャ在住のフラメンコ研究家/ジャーナリスト、志風恭子さんが私の体調を気遣って迎えに来てくださっていた。しかも、タクシーでトリアーナのホテルまで同行してくださった。感謝しかない。

 

こうして、無事チェックインが出来、ホテルのバルで志風さんと久々ビールで乾杯した。セビージャで飲むビールの味は格別だ!

 

志風さんは、翌日も、翌々日もサポートしてくださるとか。申し訳なさすぎるが、旅先でまた具合でも悪くなったらたいへんなので、すっかりお言葉に甘えることにした。

 

21時。志風さんが帰られてから、私が向かったのは住んでいた頃によく行った馴染みのバル/レストラン「カサ・クエスタ」だった。ここで、文化庁の新進芸術家海外派遣制度でセビージャに2年滞在中の瀬戸口琴葉さん――第2回エルスール財団新人賞(2013年)受賞者でもある彼女は、先ごろスペインのコンクールで1位になったり、タブラオやその他公演にも出演するなど目下大活躍中なのだ――とお会いすることになっていた。

 

私が15分ほど遅れて到着し――ごめんなさい!――、まずは再会を祝してビールで乾杯をした。

 

 

 

 

 

注文したのは下記。アルボンディガス、フラメンキン、クロケータス、サラダ。タパスばかりなのに、すごい量だ。でも、どれもおいしい。残念なのは、この店で私がお気に入りだったたらこフライがなくなってしまったことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

(あれ、ホントにおいしかったのに、悔しい!)

 

琴葉さんとは積もる話があり過ぎて1回の会食では足りないぐらいだったが、とにかく会えて話せてよかった! スペイン滞在も残り半年、どうぞたくさん吸収して、経験を積んで帰国してくださいね。

 

それにしても、スペイン滞在2日目はものすごく濃い1日になりました。これからどうなるのかな?(笑)